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高校生のための 人物に学ぶ日本の思想史 シリーズ・16歳からの教養講座

国際高等研究所

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623090341
ISBN 10 : 4623090345
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本を代表する碩学が日本の思想史を知る上で欠かせない夏目漱石、森〓外、宮沢賢治、三浦梅園、西田幾多郎、太宰治を語る。その人物の思想史の中での位置とは何か。そして西欧思想との葛藤のなかで、いかに超克しようとしたのか。何より現代を生きるわれわれにとって、その思想はいかなる意味を持つのかを探る。未来を担う高校生に届ける教養講座。

目次 : 第1章 西洋の模倣を脱し、主体の確立を―夏目漱石に学ぶ/ 第2章 日本の個人主義―森〓外に学ぶ/ 第3章 「本当の幸い」を問うこと―宮沢賢治に学ぶ/ 第4章 日本と世界を救う自然哲学―三浦梅園に学ぶ/ 第5章 「無」と日本思想の連関―西田幾多郎に学ぶ/ 第6章 友情と革命的暴力―太宰治と夏目漱石に学ぶ

【著者紹介】
佐伯啓思 : 1949年生まれ。1979年東京大学大学院経済学研究科理論経済学専攻博士課程単位取得退学。京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、京都大学名誉教授・京都大学こころの未来研究センター特任教授

高橋義人 : 1945年生まれ。1973年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位修了退学。京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、京都大学名誉教授・平安女学院大学国際観光学部特任教授。ゲーテ研究の専門家として、国際高等研究所の主催する「満月の夜開くけいはんな哲学カフェ「ゲーテの会」」の立ち上げに関わり、以来、「IIAS塾ジュニアセミナー」の運営にも深く関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    以前から編著者の佐伯啓思さんの文章に惹かれるものがあり、勢い余って「高校生のための」著作にまで手を出した次第。漱石、鴎外、宮沢賢治、三浦梅園、西田幾多郎、太宰治の作品、また著作に現れた思想の特質を述べたもの。高校生が対象ということもあり、具体的な文例や適切な比喩表現が適所に配されていて、概ねよく分かる書きぶり、内容だったように思う。ただ、ネットやスマホ全盛といった現代の高校生が本書のような書物を手に取るのは相当にハードルが高いのではないか。ハンディー版で2400円+税というのも気にかかる点ではあった。

  • 1.3manen

    図書館。漱石といえば「現代日本の開化」(20頁〜)。開化とは、人間活力の発展の経路、活力を発揮する経路が一定方向をとり、生活向上、精神の作用も高度化する。文明の進歩、文明の開化(20頁)。「私の個人主義」で、自己本位の問題(27頁)。森鴎外。三浦梅園の自立(117頁)。人に迷惑をかけない。お金とは何か、の『値原』(120頁)。高校生はこの人物、著作、キーワードに飽きてしまうと、こんな本があれば興味を引き出せるかもしれない。

  • 夏目漱石、森鴎外、宮沢賢治、三浦梅園、西田幾多郎、太宰治を取り上げ、個人主義や本当の幸い、友情等を論じる本。果たしてどれだけの高校生に内容も現物も含めてこの本が届いたのかなとは思ってしまう。…まあ時代だからしょうがないんですけど、鴎外は個人主義だから恋愛はしてないとか太宰も賢治も貫くのは勝手なんだけど、それでどん底に落とされた女はええんかと私は思うやつ。高校生も我々も半分は女なので。漱石は奥さんとの仲はうまくいってなかったって断言されてるけどもホントにそうかなあ…。めっちゃ幸せだったと思うけど。

  • Go Extreme

    西洋の模倣を脱し主体の確立ー夏目漱石:思想形成・課題意識・哲学・視座 日本の個人主義ー森鷗外:不可解な個人主義 利己的個人主義と利他的個人主義 空車の個人 無の領域 本当の幸いを問うー宮沢賢治:家庭環境と創作活動の起源 形而上学的鉄道お旅 本当の神様 信仰・信仰の優劣 日本と世界を救う自然哲学ー三浦梅園:命題から見る思想 次代の人間像 無と日本思想の連関ー西田幾多郎:西洋化の時代に生きた西田と漱石 西田哲学誕生 西洋哲学の不十分性 純粋経験 日本の在り方展望 友情と革命的暴力ー太宰と夏目:走れメロス・友情

  • Jackie

    この本を読んで夏目漱石に興味を持って青空文庫で講演会の文章を読み始めてみたけどとても興味深い。明治の大転換期になまじ知識があった人は正気では生きられなかっただろうな。今の時代の動きよりはるかに大変そう。

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