基本情報

内容詳細
中東から西サハラへ、さらにヴェトナムへ、瓦礫のなかで女性たちの人生を見つめ、歴史の証言者たろうとしたドキュメンタリスト、ジョスリーン・サアブ。骨髄を癌で犯され余命いくばくもない彼女から、わたしは最後の作品への協力を依頼される。それは元日本赤軍幹部・重信房子と娘メイの、母娘の絆の物語だった。だが、そんなことがはたして可能なのだろうか…。歴史は無慈味に進行し、記憶は両手から零れ落ちる砂のように消えていく。死の直前まで彼女が見つめていたものは何だったのか?知られざる女性映画作家の足跡をベイルートに辿り、その生涯を凝視する珠玉のノンフィクション。
目次 : ジョスリーン/ 懐沙/ ベイルート
【著者紹介】
四方田犬彦 : 1953年、大阪府箕面市生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。エッセイスト、批評家、詩人。文学・映画・漫画を中心に、多岐にわたる文化現象を論じる。明治学院大学、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、中央大学校(ソウル)、国立清華大学(台湾)などで、映画史と日本文化論の教鞭をとった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり さん
読了日:2024/04/07
林克也 さん
読了日:2022/07/19
zorg さん
読了日:2022/07/13
Ahmad Todoroki さん
読了日:2024/07/06
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人物・団体紹介
四方田犬彦
映画誌・比較文学研究家。エッセイスト。詩人。東京大学にて宗教学を、同大学院にて比較文学を専攻。長らく明治学院大学教授として映画史の教鞭をとり、現在は文筆の専念。サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので
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