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最後の一色 下

Ryo Wada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093867689
ISBN 10 : 4093867682
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

本屋大賞受賞作家が描く、戦国巨編

織田信長に丹後を支配するように命じられた智将・長岡(細川)藤孝、猛将・忠興親子は、決死の覚悟で一色五郎と戦う。
味方にも本心が見えない一色五郎が進もうとする先は、果たして織田家の壊滅か、一族の破滅か。
戦国時代最後の怪物が覚醒する。

【著者紹介】
和田竜 : 1969年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2003年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。2007年、同作を小説化した『のぼうの城』(小学館)でデビュー。直木賞候補、本屋大賞2位を経て映画化もされ、累計200万部のベストセラーとなった。2014年、『村上海賊の娘』(新潮社)で吉川英治文学新人賞、そして本屋大賞を受賞し、累計300万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiace9000

    信長の落胤との口伝もある長岡忠興。やはり”…似てやがる”のか。「直情激なるが故の涙の訴願とまさかの翻意」は共に本意だったのだろう。敵方・一色五郎もまた、「登城途中で謀略に気づけど見事な作戦と認め殉ずる」戦国の武の流儀に徹した稀代の名将だったのだろう。優に百書を超える古今の主要参考文献は圧巻。 戦国期に数多残された一戦史に過ぎぬ「悲劇の謀殺譚」を、血沸き勇躍する魅力に溢れる登場人物らの精緻なる活写で一気呵成に読ませ切る傑作! 史実として時を超えた不朽の価値観と、「討たれども負けぬ」真なる生き様に胸打たれる。

  • ポチ

    読み進める程に緊張感が強くなり、どことなく不穏な空気を感じさせる下巻。もう一色五郎から目が離せない、まさしく漢。

  • KEI

    一色五郎の最後を読みたくなく、読み進めることを止めること数度。下巻は怒涛の展開。理性的ながら一色の業報をもとに戦略を練っていたことや情によって最後に至ってもその戦略を投げ出すところなど主人公の複雑さが小説のいいスパイスになっている。長岡藤孝忠興は明智光秀を裏切った人という印象だったが、裏で壮絶な体験あったのねと思ったり。稲富伊賀など魅力的な登場人物も多数あり。おすすめです。

  • 細川忠興の周辺には細川(長岡)幽斎の妻で忠興の母である麝香、忠興の妻で明智光秀の娘である玉(ガラシャ)、忠興の妹である伊也など実名のわかる女性が多くいるのだが、和田竜の描く女性もうまい。それにしても一色五郎の器の大きさに比べて細川忠興の狭量よと思わずにはいられないのだが(偏執的な逸話は多い)、紆余曲折を経て信長の下で二人は轡を並べることになる。そこに本能寺の変が起こり、そして…。新聞連載だといつまで話が続くのか、最後はどうなるのか。特に最終盤は緊張感が最高潮に達し、さすがは和田竜と思わずにはいられない。

  • ガットウ

    ★★★★4.3点。一色五郎という武将の事を知らなかったので、この先どうなるかとワクワクしながら読めた。流石和田竜さん一筋縄ではいかない物語でした。

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