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古墳時代の葬制と他界観

和田晴吾

User Review :4.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642093330
ISBN 10 : 4642093338
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古噴はなぜ造られたのか。古噴の築造を、精神的・宗教的行為として再検討する。古噴の築造自体を葬送儀礼の一環と捉え、それに伴う他界観を解明。中国、朝鮮半島の事例とも比較しつつ、東アジア世界のなかで捉え直す。

目次 : 第1章 葬制の変遷/ 第2章 「据えつける棺」と「持ちはこぶ棺」/ 第3章 墓坑と墳丘の出入口/ 第4章 「閉ざされた棺」と「開かれた棺」/ 第5章 東アジアの「開かれた棺」/ 第6章 黄泉国と横穴式石室/ 第7章 古噴の他界観/ 第8章 古噴づくりに関する若干の考察/ 付論1 石棺の出現とその意義/ 付論2 日本の古噴の特徴と加耶の墳丘墓/ 付論3 古噴の理解と保存整備/ 終章 可視化された他界

【著者紹介】
和田晴吾 : 1948年奈良県生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。京都大学文学部助手、富山大学人文学部助教授、立命館大学文学部教授を経て、立命館大学文学部名誉教授・特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本書は「古墳とは何か」について、考古学の...

投稿日:2021/03/01 (月)

本書は「古墳とは何か」について、考古学の観点から当時の人々の思想・宗教観などについて検討するものである。古墳の儀礼はどのような他界観に基づいて行われたかが主要なテーマとなっているが、約350年の古墳時代のなかでも他界観の変質がみられるという。古墳には「閉ざされた棺(畿内系)」と「開かれた棺(九州系)」が存在し、『古事記』の「黄泉国訪問譚」は後者の九州系古墳の他界観が色濃く反映したものであるとの説は非常に興味深い。

文化財係長 さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おらひらお

    これまで書かれた論文をまとめたものですが、現時点での見解を補註で補っているところがいいですね。けっこう読んでいなかったものもあり、勉強になりました。

  • ナオ

    意外と呼んでない論文が多かった。死後の世界観と九州系横穴式石室の関係が興味深い。

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