少しぐらいの嘘は大目に 向田邦子の言葉 新潮文庫

向田邦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101294131
ISBN 10 : 4101294135
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;16

内容詳細

『阿修羅のごとく』『あ・うん』『寺内貫太郎一家』…傑作ドラマの脚本家として知られ、名エッセイスト、直木賞受賞作家でもあった向田邦子。突然の飛行機事故から40年が経つにもかかわらず、今なお読み継がれ、愛されるのはなぜなのか。日本のテレビドラマ史を語らせれば右に出る者のない編者が彼女の全作品から名言・名セリフをセレクト。いつでも向田作品の世界に没入できる座右の一冊。

目次 : 第1章 男と女の風景―見栄はらないような女は、女じゃないよ/ 第2章 家族の風景―どこのうちだって、ヤブ突つきゃヘビの一匹や二匹/ 第3章 生きるということ―七転八倒して迷いなさい/ 第4章 自身を語る―私は極めて現実的な欲望の強い人間です/ 第5章 向田邦子の「仕事」―嘘をお楽しみになりませんか?/ 第6章 食と猫と旅と―好きなものは好きなのだから仕方がない

【著者紹介】
向田邦子 : 1929(昭和4)年、東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。数多くの脚本を執筆する。’80年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。’81年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    今年は、向田さんが亡くなって40年。本著は全作品から名言や名セリフをセレクトした。時代を超えてエッセイや小説は支持されており「古典になっている」と評されるのも当然ですね。「言葉のオシャレはファッションのように遠目で人を惹きつけはしない。無料で手に入る最高のアクセサリー。長い人生でここ一番という時にモノを言うのは言葉」とする一方、「放送コードで汚い言葉や差別用語を禁止する様になりましたが、残念でなりません。人間が生きていくためには、綺麗事だけで済むわけがありません」とも言う。絶妙なバランス感覚が素晴らしい。

  • ぐうぐう さん

    向田邦子が遺したエッセイや小説、シナリオから名言とも呼ぶべき印象的な言葉をテーマ別に抜粋した『少しぐらいの嘘は大目に 向田邦子の言葉』。こうやって一部だけを抜き出した言葉を読んでいると、向田が脚本家からエッセイスト、そして小説家へと仕事の幅を広げていった理由が、なんとなくわかる気がしてくる。編者の碓井広義も触れているが、脚本にはト書きが存在するものの、台詞がメインとしてある。台詞以外の部分は演出家のテリトリーなのだ。向田は演出の範疇にも創作者としての意志を示したかったのではないか。(つづく)

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    向田さんの作品の中から、色々な視点から選ばれた向田さんらしい文章をまとめた労作。いやー大変に時間がかかったと思う。選ばれた短い文章からその作品の内容が思い出される。山本夏彦の向田評「突然あらわれてほとんど名人」はまったく言いえて妙である。 お薦め

  • かおる さん

    ⭐︎3「そして一私は決めたのです。反省するのをやめにしよう一と。」

  • あまみ さん

    向田邦子の言葉を、男と女の風景、家族風景、生きるということ、自身を語る、向田邦子の「仕事」、食と猫と旅との6章にまとめている。この本の著者はおそらく、向田邦子の全作品(エッセー、脚本、小説)を長年何度も読んでいたのだろう。よほど向田邦子に傾倒している。文学を研究する学者と言ってもいいと思う。△向田邦子の作品は昔結構読んだが、改めてとりあげた短い文を読むと、当時感じられなかった、とてもいい味がある。考えさせられるものもある。ちょっとした時間があるとき時々手に取って読んだものだが、いい本だと思う。

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人物・団体紹介

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向田邦子

1929(昭和4)年、東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。80年に初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、81年8月航空機事故で急逝

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