向田邦子全集 6 エッセイ2 眠る盃

向田邦子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166417308
ISBN 10 : 4166417304
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
20cm,261p

内容詳細

向田邦子生誕80年記念出版。読みやすい活字とエレガントな装丁で、新版全集全11巻、全対談、妹・和子氏の著作、メモに至るまでを収録した別巻2巻を加えて刊行。本巻は「眠る盃」を収録。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あじ さん

    毎日を丁寧に過ごされていた方だと、お見受けします。川の水のように流れて行く日常を切り抜き、膨大なスクラップで埋め尽くされていたであろう、向田さんの心のアルバム。さやさや思い出を語り、からから思い出し笑い。時にしくしくちくちくと、心で泣いて抱きしめる。ちゃぶ台を囲んで食後のお茶一杯。湯気の向こう、瞳を輝かせた向田さんがすぐそこに見えます。本書は『眠る盃』として文庫になっています。

  • すだち さん

    絵本で読んだ「字のない葉書」を読みたくて。末の妹は小1、父は暴君で照れ屋。文字数の少ない絵本はページをめくるごとのドキドキ感があるし、原作は人物像や背景を補完してくれる。どちらもいい。 「ツルチック」「中野のライオン」が面白かった。昔は読者が作家の自宅に電話したり、手紙を送るのも普通だったのですね。何十年も経って真実がわかるのは物書きさんならではでドラマチック。犬猫への愛情も半端ではなく、お茶目な部分も垣間見える。向田さんの文はさくさく切れ味が良く、無駄のなさが心地よい。

  • 禿童子 さん

    巻頭の『潰れた鶴』は小学生の頃に折り紙が一番に折れた著者が他の子の面倒を見ていて、自分の折った鶴が踏みつぶされて、結果としてびりっけつになったエピソードから始まる。この性分はその後も「呪い」のように著者につきまとい、「ああもう間に合わない」という良縁に巡り合えない諦観に至る悲痛なエッセイ。末尾近くの『鹿児島感傷旅行』は転勤族で故郷のない著者が「故郷もどき」として小学生の一時期を過ごした鹿児島市内の同級生と恩師を交えた同窓会に出た話で突然人生が終わる数年前の心温まる時間に慰められる。昭和の佳き女性の面影。

  • ごま さん

    母がドラマを好きだった。だから若いうちは、向田さんはまだ早いだろうとずっと思っていた。時期が来たのかこの秋すうっと吸い寄せられるように選んだのはエッセイ。時代が過ぎてややイメージ出来ないこともあるが、文面を追うごとにこの魅力的なお姉さんと直接お喋りをしている気分になる。もっともっと読んでみよう。素敵な女性の証を丁寧に辿りたい。

  • ぐうぐう さん

    彼女のシナリオがそうであったように、エッセイも書くごとに巧みさが増していくようだ。それでいて、どこか初々しさが滲み出ているのは、彼女のエッセイには、どれも愛嬌が感じられるからなのかもしれない。悩みに悩み、収録にも間に合わないこともあったとされるシナリオの遅筆は有名だが、エッセイは嬉々として彼女が楽しみながら書いている様子が目に浮かぶ。そんな軽やかな、しかしうまさが光る、第二エッセイ集。

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人物・団体紹介

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向田邦子

1929(昭和4)年、東京生まれ。実践女子専門学校国語科卒業。映画雑誌編集記者を経て放送作家になりラジオ・テレビで活躍。80年に初めての短篇小説「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞し作家活動に入ったが、81年8月航空機事故で急逝

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