踊れ、愛より痛いほうへ

向坂くじら

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309039701
ISBN 10 : 4309039707
フォーマット
出版社
発行年月
2025年06月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

初小説にして芥川賞候補となったデビュー作『いなくなくならなくならないで』に続く、注目の著者、小説第二作!

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    自宅の庭にテントを張ってそこを居場所にする。子どもっぽいなんとも中途半端な家出。読みやすかったけど、内容に共感できるところが少なくて私には合わなかったかな。芥川賞候補作。文藝2025年春季号にて読了。芥川賞候補作、3作品読んだけど、今回はどれも自分には難しくて。読む筋力が鍛えられました😅

  • ネギっ子gen さん

    【焼夷、自衛、愛】著者の感性が光る作品。表紙・題名も良し。バレエスクールで、アンノやモリちゃんの顔の造作を、男の子二人がこそこそ笑ったことにアンノは怒って一人の右頬を叩き、先生から「それじゃ美しくないわ。7歳からはもうレディなのよ」と言われ、「たたいたのはいけなかった」と答えた時、迎えに来た母は先生をにらみ、「理由もなく人に手をあげるような子じゃありません。わたしには、わかります」とアンノの味方をする。で、<アンノの頭は、もともとそうなることが準備されていたみたいに、てっぺんからパカっと割れた>と―― ⇒

  • おかむら さん

    芥川賞候補作。「文藝春号」で読みました。幼少時からバレエを習わされてた主人公の女の子が母の過干渉にとうとうキレて自宅の庭にテントを張って暮らし始めます。このちゃんと家出して自活するわけでもない中途半端さが今風なのかねえ。繊細なようで図太さも感じられる主人公の性格設定がでもやっぱり繊細なので私的にはあんまり好みのタイプではなかった。庭テントの可笑しさがもっとあるとよかったな。

  • だのん さん

    親子でも他人でも自分の思いはうまく伝わらないし、伝わったと思っていても、違ってることが当たり前だと思います。自分の感情や思いをどう処理するのがいいのでしょうか。いろいろな形の人と人の関係があって、その全てを円滑にするのは難しいし、考えていると面倒くさくなってしまう気持ちがなんとなくわかります。最後にこのタイトルを言いたくなりました。

  • イカまりこ さん

    文藝で。候補作を駒田さん向坂さんと読んできた。なんだかこの2作、キーになる物事や雰囲気が似てる。頭で考えてるけど言葉には出さないこと。出した時の失敗がずっと尾をひいてる。いったいこの家族は何なんだろう。過干渉からの無関心。卒業してから二十歳までの引きこもり期間が私にもあったので、アンノの行動力は逞しくて憧れる。怒りの爆発って冷静には見えないかもしれないけど、それまで考えてたものが表出されたって考えたら、一番考え尽くした本質なんじゃないかな。アンノのこれからはどうなっていくんだろう。強かに生きてほしい。

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人物・団体紹介

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向坂くじら

詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti‐Trench」でアーティストとしても活動。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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