アメリカ・イン・ジャパン ハーバード講義録 岩波新書

吉見俊哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004320487
ISBN 10 : 4004320488
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

一八五四年、日本人に映る世界の見え方は一八〇度転換した。アメリカ人はこれを「ペリー提督の遠征」というが、私たちは「黒船来航」と呼んだ。同様に一九四五年の米軍がおこなった「空爆」を、日本人は「空襲」と呼ぶ。さまざまな出来事や事象を、日本、アメリカそれぞれのまなざしの下にとらえ「日本の中のアメリカ」に迫る。

【著者紹介】
吉見俊哉 : 1957年東京都生まれ。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在―東京大学名誉教授。國學院大學観光まちづくり学部教授。専攻―社会学・文化研究・メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    ハーバード大学のアメリカで、「日本の中のアメリカ」について講義した記録。日本がアメリカと出会った黒船来航からディズニーランドと自由の女神のアメリカに包まれる第9講まで。アメリカに媚びへつらうことをやめなかった日本人のアメリカ論だ。戦前も戦後も日本人は、韓国や中国などのアジア人を蔑視し、自分たちはアジア人ではないことを証明しようとし続けてきたという指摘が面白い。今後も日本人にとってアメリカは価値の規範であり続けるのか、トランプ大統領の横でニコニコと微笑む赤澤経済再生担当大臣の顔がチラつく、今日この頃である。

  • ピンガペンギン さん

    ハーバード大での講義に加筆したもの。著者は白人の学生が多く聴講するのを期待していたが、聴講者は留学生が多かったそうだ。内容からして無理もない気がする。一部しか読んでいないがメモ。朝鮮戦争時、米軍の慰安地として奈良が選ばれた。JTBは、軍人のために多くの観光旅行をあっせんした。観光史としてこの時期は無視されているという。全国で米軍のいるところには、歓楽街ができ、生活のために身を売る女性が数千人規模でいた。ディズニーランドは開拓の歴史を振り返るように(アドベンチャーランドなど)なっている。

  • ta_chanko さん

    ユーラシア東端の国から、太平洋を挟んでアメリカと向かい合う国へ。黒船来航以来、日本の目指す国家像は大きく変化。古くは隋唐帝国への憧れから、アメリカへの憧れへ。明治維新以降、現在に至るまで西欧化というよりもアメリカ化が進展。一方のアメリカは、西漸運動の延長として日本に到達。先住民・ハワイ・フィリピンを征服し、捕鯨および対中国貿易の拠点として日本へ。原爆投下も先住民虐殺と同じ文脈か?互いの思惑が交差しながら、日本のアメリカ化が進んでいく。その象徴はディズニーランド。もはや日本全体が戯画化されたお伽の国?

  • 風に吹かれて さん

     大西洋を渡って北米大陸にやってきてイギリスから独立したアメリカ人は西漸して大陸を制覇。土地を所有するという観念なしで生活していた先住民を排除(含殺戮)し土地に対する所有権を主張した。西漸主義の眼は太平洋に向く。黒船来航、敗戦と占領、アメリカンカルチャー…。  占領期の米軍駐留による米兵やその家族の居住、彼らのため風俗や商業施設などが今につながる「街」になっていく。反米軍感情が高まると本土からアメリカが統治していた沖縄のさらなる軍事基地化が進められる。 →

  • 花男 さん

    黒船来航、太平洋戦争、敗戦、GHQによる占領、日米安保条約、現在に至るまでやはりアメリカという国を我々自分たちは把握しきれてないように思うし、無理なのかもしれない。。もともと国ではないし、移民、独立も経験してない日本人には感覚が違いすぎる。 

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