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一行怪談 二 Php文芸文庫

吉田悠軌

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569768458
ISBN 10 : 4569768458
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「食べられないものありますか?と出されたメニューに人の名前しか書かれていない」。「絶叫をあらわす手話を見たせいで、私の鼓膜は破れてしまった。」題名は入らない。文章に句点は一つ。詩ではなく物語である。物語の中でも怪談に近い。以上を踏まえた一続きの文章。をコンセプトに創作された怪談小説集。想像力を刺激され、恐怖や不安、幻想、ユーモアなどを感じられる作品を多数収録。

【著者紹介】
吉田悠軌 : 1980年、東京都生まれ。怪談、オカルト研究家。怪談サークル「とうもろこしの会」会長。オカルトスポット探訪マガジン『怪処』編集長。怪談の収集や国内外の怪奇スポットの探訪をライフワークとし、雑誌・WEBでの執筆やテレビ・イベント出演など精力的に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    一行怪談の2冊目、著者は不吉でけったいな奇譚を書く天才で本当に素晴らしい才能ですよね。でも生真面目な性格の方は、相当に毒があって刺激の強い内容ですので読む時には十分ご注意してくださいね。怖〜くて強烈な作品。私の誕生日を祝うため集まった女友達から、十秒だけ目をつむってねと指示されたので、ゆっくり十数えてから瞼を開けると、全員ぎっしり首を吊っていた。屋上やホームの端に立つたびに、喪服の幼児に裾をひっぱられる。本書の中で一番まともで心が安らぐ作品。いつも世界をきれいにお使いいただきありがとうございます、神より。

  • HANA

    一行で完結する怪談二冊目。相変わらず普通の怪談に含まれる異様さを濃縮した様を、存分に楽しむことが出来た。やっぱり怪談の本当の怖さっていうのは、何かが起きているのにそれが何かがわからない。書かれている背後に何か得体のしれない物が控えている。的なものもあると思う。本書のようなスタイルはその語られない物というものを、嫌が応にも想像させる。前作でも感じたけど、これってやっぱり俳句や短歌と共通するものがあるなあ。恐ろしい俳句は多いように感じられるし。ただ一気読みするとダレてしまうので、ゆっくりと楽しむのがお勧め。

  • タイ子

    一行怪談その<二>。こわっ!ン、どういうこと?なるほど〜!むふっ!いろんな刺激を受けながら読みました。「電子レンジを使うたび、向こう側から扉を必死に叩かれて困る」「深夜ふと起きると、薄暗い台所でネズミとハエとゴキブリがしくしく泣きながら、あとちょっとでこの家も崩れちゃうねえ、と囁きあっていた」やっぱこわっ!

  • あたびー

    97歳のお守りをしながら一行怪談を読んでいると、口を開けて寝ている97歳の喉の奥から一行怪談の音読が流れてきた。

  • シン

    ★★★☆☆ 前作同様当たり外れは大きいが、 気がつくとハマってしまっている。 変な話の発想にも驚かされるし、 怖くないのにゾッとする話が多いのが不思議。 「一にちいっぽんはをぬいて  ニくいかたきに  三つからず  四あけに  五さえた~」 って十までいくのが妙にリズム感もよくて好き。

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