ミス・サンシャイン

吉田修一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163914879
ISBN 10 : 4163914870
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
追加情報
:
288p;20

内容詳細

僕が恋したのは美しい80代の女性でした。切ない恋に苦しんでいた大学院生の岡田一心は伝説の女優「鈴さん」との出会いで、本当の優しさに触れた。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    吉田 修一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。最近増えている高齢者小説かと思いきや、年齢を超越した芳醇な恋愛譚の感動作でした。まだ1月ですが、今年のBEST10候補、吉田 修一のMyBESTです。 帯にコメントを寄せている吉永 小百合(和楽京子)&中川 大志(岡田一心)のW主演での映画化を期待します。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914879

  • 旅するランナー さん

    すでに80歳を超えているが、その人は美しい女性だった。昭和の大女優と大学院生の優しく呼吸が合う関係性。京マチ子さんあたりをモデルにしているのだろうか。日本映画の活気溢れる勢いを感じます。そして、その人が語る言葉に元気をもらい、その人の人生に深い感動をおぼえます。吉田さんによる映画シーンの描写力、出身地長崎への思いにも心打つものがあります。その人は、横道世之助に並ぶ、心持ちの美しい人だった。その人は生きざまの美しい女性だった。

  • まちゃ さん

    美しく温かな余韻の残る物語でした。良かったです。80代の往年の名女優”和楽京子”こと、鈴さんと、社会に馴染めずに大学院に戻った岡田一心との半年ばかりの心の触れ合い。凛とした梅のような女性、鈴さんとの交流によって、一心が得た大切なものは。いま映像化するとしたら、鈴さんは、"草笛光子さん"かな。

  • ウッディ さん

    往年の大女優、和楽京子(鈴さん)の荷物整理のバイトを始めることになった一心。映画全盛期にデビューし、世界的な女優となった彼女の偉業と親友との思い出。一心の失恋と幼くして亡くなった妹の存在、そして恋愛感情と呼ぶには淡すぎる鈴さんへの想いが丁寧に描かれていました。哀しさを秘めながら華やかさに彩られた過去が、年齢を超えた鈴さんの魅力の形づくり、素敵な女性であることが伝わってきます。フィクションだけど、強いて言えば、一番近い女優は吉永小百合さんなのかなぁ?タイトルや装丁からの印象とは違っていたが、面白かったです。

  • ショースケ さん

    なんと温かい気持ちになったんだろう。読後、気持ちがほかほかしてたまらない。昭和の大女優、和楽京子の自宅の資料を片付けるバイトを頼まれた岡田一心。彼女の本名は石田鈴。戦後日本だけにおさまらず、ハリウッドでもその名を席巻した。その鈴さんとの交流。今は引退してる80代。鈴さんの若い時の映画を観てときめく一心。失恋の痛手を癒してくれた鈴さんとの会話。軽井沢での一夜ではドキドキした。鈴さんには心に秘めたものがあった。原爆に触れているのは吉田氏が長崎出身だからだろう。吉田氏の小説の引き出しの多さに驚く。とても良かった

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人物・団体紹介

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吉田修一

1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞を、「パーク・ライフ」で芥川賞、07年『悪人』で毎日出版文化賞、大佛次郎賞、10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、19年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞を受賞(本データはこの

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