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四人の軍令部総長

吉田俊雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167360047
ISBN 10 : 4167360047
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1991
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 瓜坊

    開戦後の軍令部総長、永野修身、嶋田繁太郎、及川古̪志郎、豊田副武の四人の時代の戦争の推移を軍令部目線、戦略の点からその惨めさ酷さを語る。筆者も軍令部員。日本がどの時点で詰んでるかといえば、もう伏見宮が軍令部総長の時点では詰んでた。たとえアメリカと避戦できても、または開戦後に一撃与えて和睦するという、今でも「そうしとけばよかったのに」と語られるような事態になっても(それによってあの悲惨な西太平洋での戦いがなくなるけれど)この組織が続く限りはもう日本は破滅に向かっただろう。それは陸軍も同じだけれど。

  • Kiyoshi Utsugi

    先の太平洋戦争の際に、帝国海軍の軍令部情報部に在籍していた吉田俊雄氏によって、太平洋戦争期間中に帝国海軍の軍令部総長を務めた以下の四人の人に焦点を当てて、どう考えて戦い、どう考えて終戦に持ち込んだのかを振り返っています。 ・永野修身…2年10ヶ月 ・嶋田繁太郎…5ヶ月 ・及川古志郎…10ヶ月 ・豊田副武…2ヶ月 この時期に軍令部総長を務めた四人は、リーダーとしては失格だったというのはよく分かりました。 ただ個人の問題というより、帝国海軍という組織がもつ問題のようにも思いました。

  • sgtM_teddy

    日本式成績至上主義の悪い部分が全部出た感じがします。その悪さが集まった所での戦争突入とその後の戦略の無さに絶望感。しかしながら最後の最後で豊田総長が就任して終戦に持ち込んだのは奇跡的という感じもします。過度の精神主義で総力戦になだれ込んだというのは本当にひどいと感じます。ハンモックナンバーでの役職就任というのは今の日本企業でも多く見られる光景ですが多くの会社で戦略の拙さを感じるのはそう云う歴史的背景から刷り込まれた物なのかもしれませんね

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