下弦の月

吉村昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167169152
ISBN 10 : 4167169150
フォーマット
出版社
発行年月
1989年05月
日本
追加情報
:
302p;16X11

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    全7篇からなる短編集。冒頭の「海の奇蹟」は貧しい一家が遭遇した事件の話。続く「鷺」と同様に貧しい一家と取り巻く様々な人間性が描かれていた。6篇目の「動物園」はあらすじを知っていて読みたくなかったが読んでしまった太平洋戦争に命を奪われts猛獣たちの話。そして最後の「下弦の月」大正時代に起きた殺人・放火事件の実録。主人公の熊次郎がどのよにこの事件が起き、その顛末が著者らしい冷徹で目をそむけないタッチで描かれてtる。現在の情報過多時代ならもっと俗っぽい話題に終始しただろう。熊五郎一家の悲惨さを想像してしまった。

  • GaGa さん

    本当に久しぶりに吉村昭の小説を読んだ。なかなか力作揃いで統一性こそないがいい作品集だと思う。表題作は「鬼熊事件」を扱ったもの。「海の奇蹟」は閉鎖された村落でさらに閉鎖された漁師の家に生まれた主人公が、ある事件の収拾において父性を強く感じるというもの。「鷺」は非常に心に染み入る作品で、高校の教科書にのせればいいのにとすら思った傑作。「動物園」は戦中の動物園での動物毒殺の虚しさを伝える作品。あと掌編ながら、女というものを自分の母から見出す「探す」がよく出来ている。

  • James Hayashi さん

    短編小説集。表題作は鬼熊事件とも呼ばれる現実にあった話し。殺人を犯し逃亡するのであるが、投入された警官はのべ5万人に上るという。報道にも問題点があり、語り継がれている様だ。「動物園」は戦時中、危険とみなされた動物の処分を命じられた職員と猛獣。この話しはいたたまれなく苦手だ。「鷺」も浮かぶ情景に火の手が走り、冷や汗をかくほど。人間の嫌な部分を見せつけられた。

  • ソーダポップ さん

    表題の「下弦の月」を含む短編七篇が収められています。大正末期の千葉県で発生した、'鬼熊事件'や、太平洋戦争末期以降の空襲激化に伴い上野動物園で治安のため多数の動物を殺処分した経過を描いている'動物園'など、いわゆる吉村昭さん得意の実録小説であります。これら、七篇は吉村文学において感受性ドラマがさまざな視点で描かれていました。

  • 金吾 さん

    ◯人間のエゴを感じる部分もところどころに散りばめられた短編集です。哀しさを感じる終わりも含めて、満足いく読後感があります。田舎者の小心さや偏狭さが目立つ「海の奇蹟」「鷺」や飼育員の葛藤や動物の境遇に悲しくなる「動物園」が良かったです。

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人物・団体紹介

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吉村昭

1927年、東京生まれ。学習院大学中退。在学中に同人誌「学習院文芸」(後に「赤絵」)に参加し、作品を発表する。66年『星への旅』で太宰治賞、73年『戦艦武蔵』『関東大震災』などで菊池寛賞、79年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、85年『破獄』で読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞、同年『冷い夏、

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