「すべてを引き受ける」という思想 光文社知恵の森文庫

吉本隆明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334787387
ISBN 10 : 433478738X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
254p;16

内容詳細

科学はどこまで思想するか、老人は「超人間」か、吉本流仕事術とは―。戦後を代表する偉大なる思想家と、第一線で活躍する脳科学者による最後の対談。現代を生きる私たちにとっての、脳・こころ・言葉の本質を追究する。追悼「吉本隆明さんのこと」に加え、茂木健一郎氏の書下ろし「うまく思い出して、育つこと。」を新たに収録。

目次 : 第1章 科学はどこまで思想するか/ 第2章 老人は「超人間」か/ 第3章 人間は「限定された類」か/ 第4章 自己意識を社会化するとはどういうことか/ 第5章 古典的知識性は淘汰されたか/ 第6章 吉本流仕事法とは何か/ 第7章 「つづまりの仕事」へ向かって

【著者紹介】
吉本隆明 : 1924年東京生まれ。東京工業大学卒。詩人・評論家・思想家。戦後一貫して日本の思想界をリードし続けてきた。2003年、『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞を受賞。2012年逝去

茂木健一郎 : 1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学研究員を経て現職。「クオリア」(感覚のもつ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究する。2005年、『脳と仮想』(新潮文庫)で小林秀雄賞を受賞。その他著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • みむら しんじ さん

    タイ出張中に読了。「知の巨人」を質問攻めにしてその思想に迫る対談集。難解な著書で知られる吉本氏ができるだけシンプルに容易に話そうとするのが分かるが、それでも時間がかかった。科学と親鸞とマルクスを通していかに人は在るべきかを探る。

  • Hideaki Ohta さん

    @例えば、「格差社会の状態がますます進行しつつある」を政治家は政治意識、社会運動家は社会意識を第一の問題として対応する。それではダメで、自己意識に入ってくるさまざまな否定や肯定、そんなこと想定できるわけがないよという思い方、を全部ひっくるめた自己意識を社会化することが必要。つまり自分のたずさわっている領域で感じていることを広げること、実感から離れないで広げていくこと。 A知の復権は大衆の知からはじまる。大衆の方が健全な批判精神を保っている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

吉本隆明

1924・11・25〜2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。1950年代、私家版の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』で詩人として出発するかたわら、戦争体験の意味を自らに問い詰め文学者の戦争責任論・転向論を世に問う。60年安保闘争を経て61年、雑誌「試行」を創刊。詩作

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品