青空の憂鬱 ゴッホの全足跡を辿る旅

吉屋敬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566050693
ISBN 10 : 4566050696
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
22cm,269p 図版16p

内容詳細

何がゴッホを画家へと駆り立てたのか。作品で何を伝えたかったのか。天才でも狂気でもない…。今、立ち上がるゴッホの真の姿。多数の作品図版と資料のほか、詳細なゴッホ年表と全足跡の一覧表を掲載する。

【著者紹介】
吉屋敬 : 画家・エッセイスト。オランダ芸術家協会員。オランダ在住。1945年横浜に生まれる。1965年渡蘭。二つの美大で学ぶ。日蘭両国で個展、特別企画展等への招待多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 彼岸花 さん

    写真や絵がたくさん掲載されていますが、オールカラーページだったら良かったですね。ゴッホの写真は残っていないらしく、30代の彼の写真を、見てみたいと思いました。ゴッホは、引っ越しも多く、安住の地を模索し続けたのでしょう。金銭面の問題がずっと尾を引いて、彼自身、最後、とても苦しんだのだと思います。周りからは狂人扱いされ、それでも画家であるプライドがあったからこそ、多数の作品を世に残すことができました。テオの妻の尽力による功績も大きく、ひまわりのような女性だったのかもしれません。

  • ケルトリ さん

    山田五郎さんがYouTubeより。ゴッホは変人、といったことがよく言われるが『自己犠牲』という面ではかなりのものがある。なにもかも他人にあげてしまって、自分はそまつな身なりとパンだけの食事でさえもいとわない。ここまでの自己犠牲にあふれた人が、絵がまったく評価されず、弟のヒモ状態になればどれほどまでに心理的な重圧を絶えず受け続けていたことだろうか……自殺の直前の狂気はそれに耐えられなくなってしまったことに由来するのだろう。

  • このこねこ@年間500冊の乱読家 さん

    ⭐⭐⭐ オランダ在住の画家である著者が、ゴッホの生涯を丁寧に追った1冊。 病的なまでの自己犠牲と献身行為のせいで、牧師をクビになったエピソードなど、画家になる前のゴッホのことも知ることができました。 ……まぁ、やはり狂人の類だった感はありますね。

  • m さん

    山田五郎さんがYouTubeでおすすめしていた本。丁寧にゴッホの足跡を辿る。異様に惚れやすく自己犠牲の気持ちが強いのは生まれつきなのか育った環境のせいなのか。ここまで極端だと周りの人は本当に大変だっただろう。ゴッホのアルル時代以降の絵は好きだが、ゴッホとは仲良くなれなさそうだ。

  • masanari さん

    素晴らしい本。200ページ強と短いがゴッホの生涯をまとめてわかりやすい。文章も無味乾燥でなく、かといってこの手の本にありがちな自分語りもほとんどなく、読みやすい。僅かに書かれたテオの最期では号泣してしまった。挫折していたゴッホの手紙をもう一度挑戦したいと思わせる本だった。

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吉屋敬

画家・エッセイスト。オランダ芸術家協会員。オランダ在住。1945年横浜に生まれる。1965年渡蘭。二つの美大で学ぶ。日蘭両国で個展、特別企画展等への招待多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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