翔ぶが如く 3 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105969
ISBN 10 : 4167105969
フォーマット
出版社
発行年月
2002年03月
日本
追加情報
:
16cm,361p

内容詳細

―西郷と大久保の議論は、感情に馳せてややもすれば道理の外に出で、一座、呆然として喙を容るるに由なき光景であった―。明治六年十月の廟議は、征韓論をめぐって激しく火花を散らした。そして…西郷は敗れた。故国へ帰る彼を慕い、薩摩系の士官達は陸続として東京を去ってゆく―内戦への不安は、現実となった。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受賞。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • レアル さん

    面白い!じっくり堪能するつもりがつい先が知りたく他本そっちのけで読んでしまう。。征韓論争ついに決着。西郷が離都。その際対立していた大久保に「後は頼む」と畏敬の気持ちが西郷の人柄を表しているのやもしれない。。そしてこの2人以外の主役級の脇役登場人物の活躍や、西郷に引き立てられた薩摩人の行方も読み処。。

  • 優希 さん

    西郷どんと大久保さんの議論は道理から外れるところもあり、仲介できる人はいなかったのでしょう。征韓論は敗れ、西郷どんは祖国へ。政府内では混乱を起こし、まだ個人が世間を揺らす時代なのだなと思わずにはいられませんでした。内戦の不安が現実となったことで、国はどうなるか考えてしまいます。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥 さん

    第三巻読了。征韓論に敗れた西郷は職を辞して鹿児島に戻る。西郷を慕う薩摩軍人も大挙して辞職をする。ただ、西郷という捕えがたい思想の持主の本当の気持ちはよくわからない。当時ですら本当にお互いの気持ちを分かり合えていたのは、政敵とされる大久保のみであったというのは皮肉。それにしても、この当時の天皇の権威はあまりにも小さく、軽い。その後の日本を考えると信じがたい。

  • やっちゃん さん

    酒乱の黒田清隆がやらかしたエピソードや小野組の話など主筋と関係ない話が印象に残る。ずっと同じ人物ばかりで飽きてきたところに海老原や宮崎が出てきて面白くなってきた。

  • 五右衛門 さん

    読了。堪能しております。司馬湯舟にどっぷり浸かってます。西郷どんが東京を去り、桐野らも同様に。当時の内閣(太政官)の混乱ぶりが想像できないくらいの重さを感じました。そんな中での川路大警視。大久保卿の懐刀というか逆に頼っている感が満載。頼もしすぎます。けれども凄い勢いで鹿児島火薬庫の熱量が上がっています。何故かゾクゾク感とブルブル感が混じり合った様な感じがしています。一息入れて続編行きます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

プロフィール詳細へ

司馬遼太郎に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品