翔ぶが如く 2 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105402
ISBN 10 : 4167105403
フォーマット
出版社
発行年月
1987年01月
日本
追加情報
:
16cm,318p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さつき さん

    2巻はひたすら征韓論をめぐる攻防。なかなか西郷隆盛がどんな人なのか掴めずにいましたが、大村益次郎が西郷を足利尊氏になぞらえていた、という記述を読んだら妙に腑に落ちた気持ちになりました。幕末にはあれだけ権謀術数の中にいたのに、今は策を弄することをやめてしまった姿。ひたすら死に場所を求めている様子は悲しいです。また征韓論を潰すために奔走する伊藤の活躍も印象的。すごく気になる場面で次に続いているので次巻が楽しみです。

  • テトロ さん

    維新後にこぞって外国に視察に行った当時の日本人の行動力に驚く。今と違ってろくに情報もない中、言葉もわからずフランス、ドイツなどに赴き、そこで学んだことを日本の新国家に反映させたことの苦労は想像を絶するものだったに違いない。わからない言葉の憲法、警察制度をどうやって理解したのだろう...日本を良い国にしたいというその一心が彼らを突き動かしたのかと思うと、志の大切さを今更ながら感じた。

  • りょうけん さん

    ☆4つ 未読の3巻から読み始めようと思うのだけれど、既読のはずの2巻までを全然覚えていないので仕方なく斜め読み。でも結果から書くとほとんど全部読んでしまった。 司馬遼の本を都合よく適当に斜め読みすることなど出来ない。 読む時はかなりの決心と努力/集中力をもってしないと何が書いてあるやらサッパリと頭のなかに入ってこない。最近のすちゃらか小説とはちょと違う。でもそれを読みこなせた時は、すまんが嬉しい♫

  • ksk さん

    エピソードが1巻と重複するところが多々あり、冗長になってしまっている感が否めない。ただ、この明治政府成立後の流れは非常に各人思惑入り乱れていることからゆっくりと進み、10巻もの巻数が必要なのは仕方がない。 特に司馬小説は人物描写主体であるからそこにおける描写の執拗さがある。これが日本政治史の教科書ならスラスラといけるのだろう。 本巻では、伊藤博文の暗躍っぷりがよく描かれている。さすが吉田松陰から「周旋の人」と評せられただけあり実に周旋が上手い。また、山縣有朋に対するボロクソの評価が面白い。

  • 英樹 さん

    征韓論の渦巻く中、西郷隆盛はつい太政大臣三条実美に詰め寄り勅許をとりつける。反征韓論の長州伊籐俊輔は西郷の征韓論を阻止すべく大久保利道や木戸孝允、公卿達に働きかけ奔走する。この後、伊藤が影の首謀者だと知らずに歴史は大久保憎しの方向に向かい木戸は病と闘いながらその後の明治初年の日本を生きていく。ゆくゆくの結果はさておき国力の無い日本が政策一つ取っても綱渡り的に進まざる得ない現状が痛々しく感じた。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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