夏草の賦 上 文春文庫

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167663193
ISBN 10 : 4167663198
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
追加情報
:
16cm,343p

内容詳細

英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ…。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    戦国時代 四国を制覇した長曾我部元親の 物語である。司馬遼太郎は歴史上のある人物に 息吹を充てて、 現代に蘇らせるのが本当にうまいが、改めて このことを 実感できる物語である。菜々という元親の 妻の存在が抜群で微笑ましい。元親と菜々の 会話で進む物語の風景は当時の土佐事情も 描きながら 軽快に進む。信長の思惑と 元親の謀略もカラッと楽しく下巻の展開が 楽しみ。

  • 優希 さん

    面白かったです。長宗我部元親の野望を描いています。わずか一部の大名でしかなかった元親。土佐を征服してから、いかに周囲と手を結んでいくかは、元親の考え方そのものありきだったのですね。織田信長の隆盛の時代、いかにして元親が力を発揮していくのかに目が離せません。下巻も読みます。

  • サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥 さん

    土佐の一侍から全国制覇を目指す長曾我部元親の話。戦国時代、土佐におこり、類まれな統率力をもって四国全土を席巻する。しなしながらついには豊臣秀吉に阻まれ、空しく朽ちてゆく。能力もあるが、当時はどこで生まれたのかも大きなポイントだったのだろう。如何に有能であろうが天下をおさめるには、土佐はあまりにも辺鄙な場所でありすぎたのが、彼の不幸だったと思える。★★★+

  • 財布にジャック さん

    これを読むまで、土佐と言えば坂本龍馬しか思い浮かばなかったんですが、長曾我部元親という土佐の武将の生涯を読んでみようとこの本にチャレンジしてみることにしました。前半は、この時代にしては凄いぶっ飛んだ奥さんの菜々が面白すぎるため、元親の影が薄くなって心配でしたが、後半にやっとエンジンがかかってきたようで、ホッとしました。しかし、上巻のラストに、信長との間がトンでもないことになりそうな嫌な雲行きで、続きが気になります。元親、大ピ〜ンチ!

  • molysk さん

    戦国時代、土佐の片田舎に四国統一の野望に燃える若者がいた。長曾我部元親。疎漏なき計略と比類なき武威で敵を打ち破り、土佐を統一すると、四国統一に乗り出し、果ては天下統一を夢見るようになる。その頃、中央では信長が畿内を席巻しつつあった。信長は元親を「鳥なき里のこうもり」と評して、その刃を四国に向けようとしていた。――岐阜から織田家臣の娘、菜々を正室に迎えるくだりに、隔絶された土佐という土地柄が描かれる。慎重で臆病な元親と、大胆で粗忽な菜々が、力を合わせて四国統一へと駆け上がる前半生は、希望に満ちたものだった。

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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