ヌーヴェル・ヴァーグ 世界の映画を変えた革命 集英社新書

古賀太

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発行年月
2025年04月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087213584
ISBN 10 : 4087213587
フォーマット
出版社
発行年月
2025年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
古賀太 ,  
追加情報
:
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内容詳細

ヌーヴェル・ヴァーグ(N・V=新しい波)は、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーらを中心に1950年代末のフランスで生起した映画の革新運動だが、それにとどまらず、日本も含めた「世界同時多発現象」として、新しい映画表現や製作スタイルを生み出した。
本書は、国境や時代を超えたN・Vの広がりとその担い手について解説。
映画の創始者であるリュミエール兄弟から現代の映画作家に至るまで、「N・Vの精神」に満ちた作り手たちによる約800本の作品を紹介する。

●本書の構成と、各章で紹介する主な作品
第1章 フランスのヌーヴェル・ヴァーグとは
第2章 1959年までの道のり
第3章 ヌーヴェル・ヴァーグの開花
   『勝手にしやがれ』『大人は判ってくれない』『突然炎のごとく』『美しきセルジュ』『獅子座』『パリはわれらのもの』
第4章 「左岸派」たちの肖像
   『二十四時間の情事』『5時から7時までのクレオ』『アデュー・フィリピーヌ』『シェルブールの雨傘』
第5章 ポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの監督たち
   『ママと娼婦』『ポネット』『記憶すべきマリー』『インディア・ソング』『愛の記念に』『汚れた血』
第6章 日本におけるヌーヴェル・ヴァーグ
   『青春残酷物語』『ろくでなし』『狂った果実』『青空娘』『幕末太陽傳』『豚と軍艦』『東京流れ者』
第7章 西欧に広がるヌーヴェル・ヴァーグ
   『革命前夜』『ブリキの太鼓』『都会のアリス』『ラ・パロマ』『ミツバチのささやき』『旅芸人の記録』
第8章 旧共産圏とアメリカ大陸
   『灰とダイヤモンド』『僕の村は戦場だった』『水の中のナイフ』『黒い神と白い悪魔』『アメリカの影』
第9章 映画史から現代へ
   『サンライズ』『アタラント号』『非情城市』『クーリンチェ少年殺人事件』『ハッピーアワー』『ナミビアの砂漠』

●著者略歴
日本大学藝術学部映画学科教授。専門は映画史。1961年生まれ。
国際交流基金に勤務後、朝日新聞社文化事業部企画委員、文化部記者を経て2009年より現職。
著書に『美術館の不都合な真実』『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』、訳書に『魔術師メリエス』など。
フランスより国家功労勲章シュヴァリエ授与。

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読書メーターレビュー

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  • Sam さん

    映画が生まれてからちょうど130年、ヌーヴェル・ヴァーグの誕生を1960年とすればちょうど映画の歴史の折り返し点に当たることに思い至った。映画の歴史って意外と短い…というか、ヌーヴェル・ヴァーグももはや遠い昔の出来事なのだな。海辺を彷徨うジャン=ピエール・レオーの眼差しに心を揺さぶられてからはや40数年、自分はすっかり大人になって感性も鈍ってしまったけれどもこれからも映画を見続けていきたいものである。それにしても本書、興味深かったのは間違いないが著者の思い入れが少々強いし射程を広げ過ぎてるように感じた。

  • die_Stimme さん

    あとがきにも自身で書かれているように、ヌーベル・ヴァーグを新書一冊で書き切るのは無謀だった。ヌーベル・ヴァーグをいわゆるフランスのカイユ派と左岸派のそれに限定するならまだしも、イタリアネオ・レアリスモ系のドキュメンタリータッチと制御不能さを取り込んだあらゆる映画にヌーベル・ヴァーグっぽさを見いだしていて、そりゃこのサイズじゃ無理でしょと…。第九章はそれ以外に比べたらましだけど、他は情報の羅列のようなもので、2025年時点のヌーベル・ヴァーグっぽい映画ガイドとしてパラパラながめるのが正しい読み方だと思う。

  • fritzng4 さん

    さんざん語られ尽くしたヌーヴェル・ヴァーグ自体を語るには取り立てて新しい視点はないけれど、関係者の整理には役立つ。フランスのみならずヨーロッパ各地や日本でも同時多発的に起こった映画の新しい波とヌーヴェル・ヴァーグ的な現代映画を、著者の守備範囲を越えて描出しようという試み自体は素晴らしいと思うのだが、特に最後の方はあまりに駆け足で固有名詞の洪水且つ通り一遍に見えてしまうきらいがある。でもサラッと読めて映画ファン心をくすぐるし、ヌーヴェル・ヴァーグ入門書としては大いに意味があると思う。

  • Decoy さん

    「ヌーヴェル・ヴァーグとは何か?」という問いへの回答を期待していた読んだが、「ぼくのかんがえたヌーヴェル・ヴァーグ」だった…。新書だからこそ、より精緻な定義付けと歴史紹介がほしかった。フランス以外の国への広がりは興味深いが、関連性の指摘があまりないので、ただ同時代作品を紹介しているだけに感じられる。「N・Vの精神」でくくって、リュミエール兄弟まで遡るのも、やや無理があるような気が。

  • gu さん

    固有名詞をひたすら浴びる。本来の定義に比べて地域・年代の範囲がかなり広い。映画を見て、その作品に独特のリアリズムを感じる時、ヌーヴェル・ヴァーグ的なものに触れているのかもしれないと思った。

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人物・団体紹介

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古賀太

日本大学藝術学部映画学科教授。専門は映画史。1961年生まれ。国際交流基金勤務後、朝日新聞社の文化事業部企画委員や文化部記者を経て、2009年より現職。現在も続く「イタリア映画祭」を2001年に立ち上げ、同年に「イタリア映画大回顧」、2004年には「ヴィスコンティ映画祭」を企画。「イタリア連帯の星」

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