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ISBN 10 : 4831863947
Content Description
キリスト教と浄土教を「神子教」として重視した綱島は、同時に「神子の自覚」を宗教の本質と捉えて思想的に論じ「伝道」した。そして、明治思想界の一潮流を形成し、煩悶青年の固有の実践を導く―。宗教の本質の探究と諸宗教の実践の間を往還しながら深化する綱島の宗教体験言説を、ポール・リクールの「証言」概念によって解明し、綱島を「日本の宗教哲学」の流れに位置づける。
目次 : 1 宗教思想の変遷(綱島梁川の信仰と思想の変遷)/ 2 宗教哲学(信仰と理性的批評―「寸光集」以前の宗教哲学/ 宗教体験と宗教哲学―「寸光集」以降の宗教思想)/ 3 宗教実践(修養と祈り/ 伝道と宗教的共同性の構築)/ 4 綱島梁川の宗教学的、宗教哲学的位置づけ(証言としての宗教体験言説/ 「日本の宗教哲学」における綱島梁川)/ 付録 綱島をめぐる人人
【著者紹介】
古荘匡義 : 1980年大阪府生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学文学部に学士編入し卒業。京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻宗教学専修修士課程および博士後期課程修了。博士(文学)。大谷大学文学部任期制助教などを経て、現在、龍谷大学社会学部専任講師。専門は現代フランスの宗教哲学、日本宗教思想、宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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