Product Details
ISBN 10 : 4299027701
Content Description
日本には宗教法人に登録されているだけで、約16万もの神社仏閣が存在する。その数はコンビニエンスストアの数の約3倍にも及ぶ。なぜ、伝統的な宗教施設が、日本にはこれほどまで多くあるのか。それは、日本が四方を海に囲まれ、国土の7割以上が山地という地理と地形が大きな要因の一つである。平野部が少ない日本で人々が暮らすエリアは、山地によって阻まれている。しかし古代では、海や多くの河川による水上ルートで、遠隔地間が活発に交流した。水上ルートでつながった文化的交流によって、各地に信仰が伝播し、多様性が増したのだ。そして人間とその土地独自の自然との関わりから、祈りの場ができていった。本書では、地形と地理の視点から、古くから信仰されてきた神社仏閣の誕生の謎を解明する。
目次 : 第1章 なぜ、そこに祀られているのか―神社編(なぜ、出雲大社は海辺に建てられたのか/ なぜ、タケミナカタは諏訪の地まで逃げたのか/ なぜ、鹿島神宮と香取神宮は利根川河口に祀られたのか ほか)/ 第2章 なぜ、そこに建立されたのか―寺院編(なぜ、飛鳥に日本最初の本格的寺院が建てられたのか/ なぜ、聖徳太子は斑鳩に法隆寺を建てたのか/ なぜ、四天王寺は浄土信仰の聖地となったのか ほか)/ 第3章 なぜ、そこが聖地になったのか―聖地・霊場編(なぜ、恐山は死霊の集まる場所となったのか/ なぜ、湯殿山は出羽三山に加えられたのか/ なぜ、熊野は「死者の国」となったのか ほか)
【著者紹介】
古川順弘 : 神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野をメインとする編集者・文筆家
青木康 : 埼玉県生まれ。学習院大学法学部卒業。神社専門編集プロダクション・杜出版株式会社代表取締役。全国の神社を巡り、地域ごとに特色ある神社の信仰や歴史学の観点から神社を研究し、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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Melody_Nelson
読了日:2022/04/30
わ!
読了日:2024/10/25
らむだ
読了日:2022/07/07
fseigojp
読了日:2022/05/18
むさみか
読了日:2022/08/02
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