4444

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309019925
ISBN 10 : 4309019927
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
192

内容詳細

4年4組を舞台に仕組まれた44の物語。遠い教室から44の“声”たちがこだまする…。「4」が今、生と死の放物線を描き出す。44の短編を貫いて、「現実」を新たに1つの長編として昇華させた衝撃作。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年、福島県生まれ。98年『13』で作家デビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞を受賞。06年『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • masa さん

    ロックな文。頁をめくるサウンド。薬味を刻む要領でビートを刻め。まずは、八から行け。激しい圧は、照れ隠しの優しさだ。そこまではオーケーだ。バンドこそが正しい集団だ。ギター、ベース、ドラム、ボーカル。そうだ、四から行け。あらゆる“先生”は口答え赦さぬ正義を振りかざすことが職務だ。何かをやれるような気にさせるのは音楽の役割だ。そこまではオーケーだ。CDでデジタル化するよりも、鼓膜に記録しろ。ステマで再生数を伸ばすより、だれにも知られないままがいい。無限に、1な僕らは四で歌を詠んで空気を読んで君を呼んだ。4444

  • 麻衣 さん

    『あなただって傍観者でしょう。』って、彼女は連なる教室の窓をスクリーンにして、鉄格子の世界だけを見ていた。空調の整えられたこの部屋では、外気のことなんてわからないけど降っているもののいろから今が冬だと視覚的に判断した。『さて1+1はいつどうして飽和した。』窓をあければ、取り返しのつかない速さで巻きもどる。舞い込んだ、これまで雪だとおもっていたものはどうやら誰かの灰であるらしかった。(ひとつの冬がおわった)くちもとだけで笑う彼女の膝の上で、霧散した秘密がちいさく鳴いた。『それって ほんとに魔術だ。』

  • さっとる◎ さん

    かつて1+1=1が証明され得た世界で時間は前も後ろもなくただとまっていたし、どの1も全部違う1で違う方向を向いているなんて、そんなこと。もちろん時間はとまってなんかいないし、ここでバラバラなそれぞれの1が今見るかつての=1だった世界は、近未来道路的に立体交差する点のようで同じポジションをとりながら決して同じ場所を指しはしない。焼却炉の位置は気が付いた時にはもうずれている。世紀をまたいで、元号もまたいで、死を抱えて。過去の声を聞いて、未来への希望を伝えて、それが宇宙の真ん中で停止したって、でも今だけはある。

  • さっとる◎ さん

    古川日出男の本に関してはもはや面白かった面白くなかったの判断ができないのだか、これもやっぱり好きだった(笑)。かつて小学生だった私の、あたしたちの、今の断片集。かつて同じクラスとして「1」だったそこに、今相関図は書けるか?繋がらないよ、繋がるけど、繋がらない。泣けるホモ考察「なに食べたって訊かれたらなに食べたって答えるつもり?」、さすが日出男!な空気語「どうしてWWWMMM?」愛だよイキルだよ「どっちの七面鳥がほんもの?」前半の個人的ハイライト。目次だけでテンションが上がる、時々繰り返し開くだろうなこれ。

  • Mishima さん

    思考は時空を超えて。こんな余白がたくさんの本はなんてやさしく私を突き放すのでしょう。しっくりくるのは当然で、わたしたちは、すべからくこのようにモノローグしているからで。そこでは過去とも未来とも自由自在につながって解き放って浮遊して浸って。アリエルコトもアリエナイコトも同一線上に載っていて、まな板の上の鯉のごとくに料理されるのを待っているわけで。ときに、説明だらけの小説をシンセツだなと思ったりウルサイと思ったり。それは太陽をアタタカイと思ったりアツクルシイと思うのと似ているなぁ、って。

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古川日出男

1966年、福島県生まれ。98年『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』(2001)で日本推理作家協会賞および日本SF大賞、『LOVE』(2005)で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』(2015)で野間文芸新人賞および読売文学賞を受賞。『平家物語』の現代語訳も手がけ、戯曲『冬眠する熊に添い

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