ボディ・アンド・ソウル 河出文庫

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309409269
ISBN 10 : 4309409261
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
15cm,366p

内容詳細

二〇〇二年十一月から二〇〇三年七月、東京―作家フルカワヒデオの魂は彷徨っていた。肉体は死んでいる。しかし夢見ている。失われた妻を求め、導師に導かれながら、この“低音世界”で物語は語り続けられる。なぜ物語るのか?なぜ物語られるのか?21世紀の路上に響く、衝撃の神聖喜曲。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年、福島県生まれ。98年『13』で作家デビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で第55回日本推理作家協会賞と第23回日本SF大賞を受賞。06年『LOVE』で第19回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さっとる◎ さん

    生きることと語ることを等号で結ぶ。Q.君はどうして物語りつづけるのでしょう?古川日出男の答えの1つがこの本じゃないかしら。殺されないために語り続けたシェヘラザード。なにかを生かし続けるため物語は横溢し続けるのだ。語ることは生きることだから私も宇宙人にすらすがる。「物語養成チップを埋めこんで」。私のボディとソウル。それを抱えて生かすために何を語ろうか。愛についてだけ考えていたいけど、それを生かし続けるために語り続けなければならない。そんなものもうないんだよなんて言わせない。愛はある。物語が尽きないんだから。

  • さっとる◎ さん

    何だろうねこの本は?エッセーと見せかけての、何だ(笑)。フルカワヒデオの妄想が止まらない。脳味噌沸騰。ヴィトン攻略、宇宙人襲来、際限なく溢れ出る物語のタイトルや主題etc. だいぶ面白いんだが。読み終わった瞬間「うわーお」と声が出た(笑)。古川日出男の本を読んだ後は世界が違った見え方をする。水は音波を伝えるには理想的な媒体らしい。人間のからだは70%が水でできている。「だから、音は聞こえる」「ボディで?」「そう」サヴァイブする肉体を意識しろ。普段聞かない音を聞いて、見ない色を見たら、世界の様相は一変する。

  • マグ@🎉きなこパワハラ生誕祭🎉 さん

    「13」以来の古川氏。あの世界に圧倒されしばし封印していた日出男氏。しかし、封印は解き放たれた。え、何これ?おもしろ。お・も・し・ろ・い。妄想風エッセイ?エッセイ風妄想?いや、もうどっちでもいいわ。言葉が溢れ流れてゆく。私も物語らなくちゃ。そう、この低音世界で。

  • hide さん

    初めて彼と出会った時、私も彼も「ヒデ」だった。いつからか私は彼を「ヒデ」と呼び、彼は私を「hide」と呼んだ。音が同じだって?うん。的確な指摘。感じ取れるか、取れないか。ソウルとボディで。さあ、ここから何を物語つづけよう。この低音世界で。

  • 凛 さん

    彼の思考にアジャストさせるのに半分、150頁くらいかかってしまった。小説は何冊か読んでるけど実際の思考はやはり別物か。とゆうかこれはある種自伝ではあるが、リアル・古川日出男のものかフィクション・フルカワヒデオのものであるか定かでない。後半は実に彼らしいけど前半部は中島らもと比較してしまえて、う〜ん。彼のファンにしかお薦めできない本かな。ただ、小説家(一括りにはできないけど)がどういう思考で物語を紡ぐのか断片が垣間見えて面白かった!作曲と同じだねぇ。

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古川日出男

1966年、福島県生まれ。98年『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』(2001)で日本推理作家協会賞および日本SF大賞、『LOVE』(2005)で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』(2015)で野間文芸新人賞および読売文学賞を受賞。『平家物語』の現代語訳も手がけ、戯曲『冬眠する熊に添い

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