古井由吉自撰作品 6

古井由吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309709963
ISBN 10 : 4309709966
フォーマット
出版社
発行年月
2012年04月
日本
追加情報
:
326p 19cm(B6)

内容詳細

著者自身が厳選した待望の著作集。読売文学賞受賞の代表作「仮往生伝試文」全作を収録。説話が伝える僧俗の往生、現代の日常に滲む死の実相、今昔の死と生を往還し虚と実、夢と現を果てしなく越境して、文学の無限の可能性を尽くした戦後文学の金字塔。

目次 : 仮往生伝試文(厠の静まり/ 水漿の境/ 命は惜しく妻も去り難し/ いかゞせむと鳥部野に/ いま暫くは人間に/ 諸行有穢の響きあり/ すゞろに笑壷に/ 物に立たれて/ 去年聞きし楽の音/ 声まぎらはしほとゝぎす/ 四方に雨を見るやうに/ 愁ひなきにひとしく/ また明後日ばかりまゐるべきよし)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • コーギー さん

    済むことなど、人生にはないのです

  • shouyi. さん

    読んでいくうちに、小説かエッセイかはたまた日記かと判然としなくなる。いや、現実か夢か、現在か過去さえも怪しくなっていく。とても不思議な世界だ。「老いるということは、次第に狂うことではないか。」心ひかれた一文である。

  • 山がち さん

    決して私の力ではわかる本なんかではない。ただ、惹き込まれる。現代の文章からするときわめて簡潔な言葉でつづられた今昔物語などの古典から、あのような思索がめぐらされることに驚きを覚える。底も見えず、不安さえ覚えてしまうこともある。それとともに、聖の言葉が恐るべきほど深いところから響いてくる。反復というが、確かに現在と過去との境のようなものが薄れてくるような感がして、現在の言葉でさえ同じような重みをもって響いてくることもある。往生とは一体何なのか。まだまだ掴みかねるが、ただ文章を味わってゆくことが実に心地よい。

  • tamioar さん

    古井由吉の最高傑作では?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

古井由吉

1937年、東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2020年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品