スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 集英社文庫

友井羊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087455052
ISBN 10 : 408745505X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
友井羊 ,  
追加情報
:
360p;16

内容詳細

高校生の菓奈は人前で喋るのが苦手。だって、言葉がうまく言えない「吃音」があるから。そんな菓奈が密かに好意を寄せる真雪は、お菓子作りが得意な究極のスイーツ男子。ある日、真雪が保健室登校を続ける「保健室の眠り姫」こと悠姫子のために作ったチョコが紛失して…。鋭い推理をつまりながらも懸命に伝える菓奈。次第に彼女は、大切なものを手に入れていく。スイートな連作ミステリー。

【著者紹介】
友井羊 : 1981年、群馬県生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。ライターや契約社員、ニートなどを経て、『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2012年小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    最後まで爽やかな印象を残して読み終わった。友人の少なかった菓奈が、吃音という障害のある中、コミュニケーションを取り戻していく過程の半ばまで。スイーツが媒介となり、探偵としての力を発揮していく。世の中の、吃音などの障害に対する理解がまだまだ希薄なことは残念だが、そのことは作中にも機会ごとに触れられている。現実は、いじめなどの問題は簡単には解決できないので、この作品のようにスムーズには行かないかもしれない。しかし真雪くんや悠姫子さんなど、本当の理解者の出現が、どんなに力づけられるかを、この作品は示している。

  • 扉のこちら側 さん

    2018年172冊め。お菓子に関する知識がないのでそういうものかと感心しながら読了。表紙やタイトル、キャラクター描写が漫画巻あるが、根底にあるテーマは深いと思う。鍵を握る人物の秘密については、彼女の主人公に対する言動からそうなのだろうとは思っていたが、まさかあそこまでだったとは思わずページを遡って確認してしまった。私だけではないはず。

  • カメ吉 さん

    最初はお菓子作りと学校内のちょっとした事件の謎解きの解決かな?と軽く読み始めたけど実は主人公の抱えるかなり重い悩みがこの作品にはありました。 『吃音症』の女子高生の菓奈が友達が増える度に少しずつ強くなっていく様がよかった。 最終話とおまけの話は感動でした。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集。青春ミステリー。解説にもあるように思わず読み返してみたくなる作品。

  • Aya Murakami さん

    主人公の吃音の少女は作中で「結構性格がゆがんでいる」と称されていましたが、復讐することってそんなに悪いことなのでしょうか?と思いました。ほら…、パシュトゥーンの掟なんかでも復讐の項目とかあるし…。 風邪の症状に苦しみながら読んだナツイチ2017の1冊。

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