芸人と俳人

又吉直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716122
ISBN 10 : 4087716120
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
349p;19

内容詳細

ピース又吉(35歳)、初めての俳句入門。
作家としても注目を集めるピースの又吉直樹が、気鋭の俳人・堀本裕樹に弟子入り。
はじめ、俳句の創作について「恐ろしい」と語っていた又吉が、ひそやかな2年の学びを経て、徐々に俳句の面白さに開眼していく。
20句を超える実作俳句や、書き下ろしエッセイも収録。
言葉を生業とするふたりが交わした対話から、お笑いと俳句の知られざる共通点が明らかに!

第一章 俳句は「ひとり大喜利」である 
第二章 五七五の「定型」をマスター 
●季語エッセイ/春 「蛙の目借時」又吉直樹
第三章 「季語」に親しもう 
第四章 「切字」を武器にする!
●季語エッセイ/夏 「子蟷螂」堀本裕樹 
など、対談形式で俳句の楽しみ方を学べる全十章。

【著者紹介】
又吉直樹 : 芸人。1980年大阪府生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ「ピース」として活躍中。2015年に初の長編小説『火花』を刊行。卓越した人間描写で高い評価を受け、作家としても注目を集めている

堀本裕樹 : 俳人。1974年和歌山県生まれ。國學院大学卒。「いるか句会」「たんぽぽ句会」を主宰。第36回俳人協会新人賞、第2回北斗賞など受賞。創作の傍ら、俳句の豊かさや楽しさを広く伝える活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 風眠 さん

    俳句と音楽は似ていると思う。語感、リズム、韻、そしていかようにも広がっていくところが。俳句も音楽も、実はこういうことを思って作ったんですよと種明かしをされると、自分が感じていたことと違う答えだったりする。その時の心の状態、自分が何を求めているのか、同じ俳句や音楽でも、感じ方はくるくる変わる。五・七・五という限定された文字数で、無限を表現できる日本語の奥深さを、私も一緒に学んだような読後だ。講義を受ける又吉の言語感覚や物事の捉え方には、人とは違う感性がある。だからこそお笑いの世界でも成功したのだと思った。

  • 優希 さん

    ピース又吉が俳人・堀本裕樹さんのもとに弟子入りし、俳句を学ぶというコンセプトの本でした。対談形式なので俳句の定義やテクニックが読み手にも伝わるようになっているのが良かったです。堀本さんの教え方も丁寧だし、又吉も素直なので、とてもわかりやすく感じました。俳句ほど身近で奥深い芸術はありませんね。17音の世界に色々な形に触れてみたくなります。

  • 美登利 さん

    又吉さんが定形俳句を指南した堀本さんとのすばるでの対談集。又吉さんの自由律俳句は読んだことありましたが私も同じように俳句(短歌も)関しては、怖いというか敬遠するイメージが有ります。だけど堀本さんの教示に対する又吉さんの反応が逸脱ですよね。やはり芥川賞作家は違うとしみじみ感じます。受け答えが素晴らしすぎます。それは堀本さんがあとがきにも触れていますが、こんな風にあっという間に自分のものにしてしまう又吉さんは、芸人だからという理由で芥川賞を取れたのでは無いのだ改めて感じます。かなり真面目な俳句指南書です。

  • gtn さん

    俳句が恐ろしいという又吉の感覚はよく分かる。又吉は寿司屋のカウンターにも例えているが、当方は、競艇場やJリーグ観戦にも似たものを感じる。知る人ぞ知るルールに入っていけない素人の怯え。本書を読んで、多少その思いが薄れたが、まだ一歩を踏み出せない。プレバトを見ながら、あの句はいい、この句は駄目と家族に管を撒く状態がしばらく続きそうである。

  • ゆにこ さん

    又吉さんの自由律俳句の本を以前読みましたが、今回は定型に挑戦。17文字の中に世界が広がると言うか、頭の中にパッと映像が浮かぶ。幾つかある季語エッセイも良かった。

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