妄想美術館 SB新書

原田マハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784815611606
ISBN 10 : 4815611602
フォーマット
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256ページ

内容詳細

海外でのアート体験も豊富な専門家、今もっとも旬な作家である原田マハさん、ヤマザキマリさんに、「こんな作品を集めてこんな美術館を創ってみたい!」をテーマに美術館の理想形についてに自由自在に妄想放談。目から美術館のアートの楽しみ方を伝授。
見どころは収蔵作品だけではない、建築や庭園など美術館自体が一つの作品といえるなっている美術館もあり、アート鑑賞以外にも美術館にはもっと幅が広く、奥行きが深い魅力がある。 世界一展覧会好きといわれる日本の美術館ファンに向けて、海外でのアート体験も豊富な専門家、今もっとも旬な作家である原田マハさん、ヤマザキマリさんが伝授する目からウロコの世界美術館散策。 「こんな作品を集めてこんな美術館を創ってみたい!」をテーマに美術館の理想形について縦横無尽に妄想放談。美術館の楽しみ方やアートの見方を思いもよらない角度から教えてくれる。写真も多数収録し、偏愛的世界の美術館案内、思い入れ名画作品解説を網羅。入門者からマニアまで楽しめるアートガイド。

(仮目次です)

1章 美術館は快楽の館
?自分にとっての美術館の存在とは?
?海外で暮らしみてその地の美術館の役割とは?
?美術館にまつわる思い出
(・好きな美術館 ・心を揺さぶる美術館 ・リピートしたい美術館 ・美術初心者におすすめ美術館などにつきまして、事前にアンケートにてご簡単に回答いただき、そのご回答をもとに対談にてお話しをお願いできればと存じます)
?創ってみたい美術館のイメージ

2章 終わりなきアートの迷宮
?美術作品にまつわるエピソード (・好きな美術史の時代 ・好きな美術家ベスト10 ・好きな作品ベスト10などにつきまして、アンケートにてご回答いただき、そのご回答をもとに対談にてお話をお願いできればと存じます)
?妄想美術館に置きたい美術品のイメージ

3章 めくるめく妄想美術館
?館長のお二人による館内案内
・美術館のデザイン
・美術館のコンセプト
・美術館の収蔵品など


《著者情報》
原田マハ
小説家。1962年東京生まれ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。2012年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞、R-40本屋さん大賞などを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞。その他の作品に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『デトロイト美術館の奇跡』『たゆたえども沈まず』『常設展示室』『風神雷神』など多数。

ヤマザキマリ
東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞 受賞、手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。著書に『プリニウス』(新潮社、とり・みきと共著)、『オリンピア・キュクロス』(集英社)、『国境のない生き方』(小学館新書)、『ヴィオラ母さん』(文藝春秋)など。

【著者紹介】
原田マハ : 作家。1962年東京生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2005年『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、17年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞

ヤマザキマリ : 漫画家・随筆家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まーくん さん

    テルマエ・ロマエのヤマザキマリさんとアートを題材にした作品を世に問う原田マハさん、人気の二人の対談。17歳でイタリアに渡りフィレンツェ美術学院で画家修業をされたヤマザキさん。大学に入り直し美術史を学び、ニューヨーク近代美術館勤務を経て作家に転身した原田さん。共にどっぷり美術の魅力に浸かった二人、お気に入りの美術館案内、画家や名画にまつわる楽しい話などで盛り上がる。聞いてるだけで知識が身に付いたような気になり、美術館に行きがたくなる。段落毎に、文中の画家名、美術館名の丁寧な解説が付き親切。勿論、写真も豊富。

  • trazom さん

    お二人の気楽な対談。原田さんのお父さんが美術全集のセールスマンだと知って面白かったし、ヤマザキさんの「ヴィオラ母さん」の凄さにも改めて感動。各々の好きな作品ベスト10を見て、原田さんの嗜好はだいたい理解できるが、ヤマザキさん独特の審美眼には驚く。ダ・メッシーナ、ファン・エイク、ジョヴァンニ・ベッリーニ、モランディくらいまでは納得できるが、パオロ・ウッチェロの「聖母子像」を絶賛されているのを読んで、どう反応したらいいのか…。世評に振り回されることなく、自ら確乎とした評価軸を持っている人の強さが、羨ましい。

  • rico さん

    オバサン顔の聖母のインパクト!え、もう終わりなの~??もっと読みたいんですけど。マハ&マリ、夢の競演!マハさんは正統派、マリさんはマニアック、とお好みは対照的ですが、アートへの深い造詣とあふれる(偏)愛をお持ちのお二人の対談が、楽しくないわけがありません。作家、作品、美術館そのもの、歴史などなど、縦横無尽。一気に読んでしまいました。マハさんのお好きなモランディとか、マリさんが愛してやまないメッシーナとか、いいなあ。お二人がプロでユースする「不完全美術館」や「国連美術館」、実現しないかしら。

  • けんとまん1007 さん

    とにかく、お二人の対話が面白い。それだけでも、読み応えあり。正直、美術にはあまり目が向かないが、ゼロではない。わかるわからないではなくて、ただ観るだけでいいと思うが、そんな背中を押された気分。それぞれの作品から、いろいろ想像を広げてみると、楽しさも膨らむ。

  • のぶ さん

    原田マハさんとヤマザキマリさんのアートについて語りつくした対談集。語りつくしたと書いたがとても語りつくしていない。もっとこの二人のアートについての思いを聞いていたかった。対談はテーマを決めずに、自由に語り合っているところが良い。好きな美術館や好きな画家について挙げているところは結構対照的でした。好きな画家はマハさんが印象派の画家が多いのに対し、マリさんはルネッサンスやバロックが多かった。それにしても、二人の知識は半端ではない。一部解説が入っているが、作品の写真をもっと掲載して欲しかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

原田マハ

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五

プロフィール詳細へ

原田マハに関連するトピックス

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品