日本人のための日本語文法入門 講談社現代新書

原沢伊都夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062881739
ISBN 10 : 406288173X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

これだけは知っておきたい日本語の基本。日本語に主語は重要か?「は」と「が」はどこが違う?受身文に秘められた日本人の世界観とは?「私を生んで、ありがとう」はなぜおかしい?「ら抜き言葉」「さ入れ言葉」の真相は?言葉に込められた日本人の心を読む。

目次 : 第1章 学校で教えられない「日本語文法」/ 第2章 「主題と解説」という構造/ 第3章 「自動詞」と「他動詞」の文化論/ 第4章 日本人の心を表す「ボイス」/ 第5章 動詞の表現を豊かにする「アスペクト」/ 第6章 過去・現在・未来の意識「テンス」/ 第7章 文を完結する「ムード」の役割/ 第8章 より高度な文へ、「複文」

【著者紹介】
原沢伊都夫 : 1954年山梨県甲府市生まれ。明治大学文学部文学科卒業後、オーストラリア国立大学グラジュエイト・ディプロマ課程(応用言語学)修了、同大学院修士課程(日本語応用言語学)修了。現在、静岡大学国際交流センター教授。専門は日本語学、日本語教育、異文化コミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    必要性があって読んだ本だが、わかりやすくて面白かった。英語を勉強する意味とは、日本語を見つめなおすことにもつながる。さらにそもそもの日本語の成り立ちが自然物に近いところから発想されたものだとわかって、興味深かった。

  • AICHAN さん

    図書館本。「が」と「は」の違いについて言葉できちんと説明できる人はごくわずかだ。ほとんどの日本人は意識せずに「が」と「は」を使い分けている。その使い分けの理由については私は何冊かの本を読んで概ねは理解できたと思っていた。しかしこの本を読んで、まさに目から鱗の超理解ができた。また日本語には主語がないと考えたほうがいいという意見には大賛成。述語が文法的には最も大事という説明には唸った。他動詞と自動詞の使い分けについては、アナウンサーたちにもっと勉強してほしいと思った。

  • AICHAN さん

    図書館本。再読。「日本語の基本的な構造は述語を中心にいくつかの成分からできている」。その成分とは「ガ格」「ヲ格」など、格助詞のついた成分である。しかし「ハ格」はない。これは「主題」になる。例えば「私は」という成分は主語ではなく主格とも言うべきもので、これは文の主題を表す。日本語は、「主語でなくとも格成分(格助詞のついた成分)であれば、どの成分でも平等に主題として提示することができる」。また「〜は」は旧情報、「〜が」は新情報を表す。これでおおよそ納得できたが、「主語でなくとも格成分であれば、どの成分→

  • Koning さん

    学校文法ではなく三上文法ベースの現代日本語文法解説。新書の200ページ足らずに良く纏まった本。アスペクト、テンス、ムード、ボイスの解説や格助詞の言語学的な見方を知る(あるいは教える)良い例じゃないかと思う。個人的にはなぜかこの本がシュメール語文法の脳内整理に凄い役立っちゃったという事で二重丸。

  • サアベドラ さん

    外国人向けの日本語文法のうち、ネイティブの日本人にも有用なトピックをわかりやすく解説する。ボイス、テンス、アスペクト、ムードといった印欧語学の用語を用いて日本語の文法を説明しており、学校文法とはかなりことなった印象を受ける。ギリシア・ラテン文法から続く伝統を誇る印欧語の文法と違い、日本語文法はまだ改良の余地がありそう。

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