釜ヶ崎のススメ

原口剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903127149
ISBN 10 : 4903127141
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,383p

内容詳細

日雇い労働者のまち、単身者のまち、福祉のまち、観光のまち…。様々に変わり続け、いくつもの姿をもつこのまちで、ひとは、いかに稼ぎ、いかに暮らしてきたか。このまちの経験から、今を生き抜くための方法を学ぶ。

【著者紹介】
原口剛 : 1976年生。大阪市立大学都市研究プラザ研究員。専門は都市社会地理学

稲田七海 : 1975年生。大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。専門は福祉地理学

白波瀬達也 : 1979年生。大阪市立大学都市研究プラザGCOE特別研究員。社会学博士。専門は宗教社会学、福祉社会学。研究活動に従事するかたわら、2007年より釜ヶ崎の地域福祉施設「西成市民館」でソーシャルワーカーとしても活動する

平川隆啓 : 1979年生。2008年よりココルームスタッフ、2009年より大阪市立大学都市研究プラザGCOE特別研究員。建築や地理に関心を持ち、まちづくリにかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鷺@みんさー さん

    多角的に釜ヶ崎を解説した論文アンソロジーと言うべきか。江戸時代に遡り、釜ヶ崎の地名が、長町(現・日本橋)のコレラ流行をきっかけに木賃宿が行政によって、田んぼしかなかったこの地に移住させられ、所謂流れ者が集まる地、また、飛田の刑場とも相俟って忌避されがちな土壌となり、明治になって勧業博覧会のために更に「スラム」を市街地へ追いやり、戦後の焼け野原の復興、日雇い労働者に対する蔑視や警察による扱いの酷さから、第一次釜ヶ崎暴動が起こり、政府の対策によって「あいりん」という呼び名が生まれる→

  • さとむ さん

    写真やグラフ、脚注を多用、レイアウトにも工夫があり、このような丁寧な本づくりをされた方々に感服。そのやわらかなまなざしは、継続的かつ正面から釜ヶ崎の人々に向き合ってきたことをうかがわせる。高齢化したかつての日雇い労働者と、彼らを支える福祉・ボランティア関係者、そして外国人のバックパッカーを受け入れ新しい街づくりに努める人たちが共存する今の釜ヶ崎は、顕在化しつつある無縁社会をやわらげる一つのモデルを示しているのではと思う。

  • ERNESTO さん

     カマの歴史、そこに住む労働者の生活、簡易宿泊所であるドヤの中、炊き出しなどをしているキリスト教、生活保護利用と建設が進む福祉アパートで高齢の住民の住処がどう変わったか、太子交差点東側の外国人旅行者用安宿化と旅行者を取り込む仕組み、参考映画・書籍など、これを読めばカマに行かなくともカマの生活が分かるようになっている。  私は、夏祭りや越冬闘争、その都度行われる釜ツアーや特別清掃事業体験に参加した程度で、住んでいるわけではないが、懐かしい写真やガイドをして頂いた水野さんや、

  • はやし さん

    あいりんに実際に行って、時代の流れから切り離されたような独特な空間に驚いた。あいりんの日雇いの実態、ドヤ街の出で立ちを知りたい人におすすめ。

  • まーなん さん

    全ては生きるため。想像を絶するほど過酷な労働にただひたすらしがみつく。雇い主に散々な扱いを受けても、誇りを持つおっちゃん。「新幹線まだ乗ったことないけど、見るたんびに「ああ、あの電力で動いてんねんな」思って」との証言で言葉に詰まった。

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