基本情報
内容詳細
加賀百万石の太守・前田利家の甥、前田慶二郎は、ひとたび戦場に出れば鬼神の働きをするが、太閤秀吉の小田原攻めに参陣させてもらえず力を持て余していた。慶二郎は、剣や槍では家中に並ぶ者なき腕前を持つ一方で、文学や風流に深く通じ、自他共に認める美男子で女にモテる…が、その実、短気で傍若無人で仕事が嫌い、片っ端から声を掛けるほどの女好き、一度に三升も飲む大酒飲みで、賭博も大好き…という“非の打ち所”だらけな、家中随一の要注意人物…。しかし、そんな目で見られていることなど意に介さず、我が道を走り続ける「規格外」快男児の大活躍!
【著者紹介】
南條範夫 : 明治41年(1908年)、東京・銀座に生まれる。代々医師の家の生まれ、東京大学法学部、経済学部を卒業。小説家のほかに経済学者の顔を持ち、長く大学で経済学の教鞭をとる。昭和31年「燈台鬼」で第三十五回直木賞を受賞。一躍人気作家となり、時代小説、歴史小説を執筆するようになる。デビュー作『出べそ物語』、『子守の殿』(オール読物新人賞)。『細香日記』で吉川英治文学賞を受賞。人気シリーズとして「月形兵庫シリーズ」はよく映像化されている。昭和54年(1979年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
南條範夫
明治41年(1908年)、東京・銀座に生まれる。代々医師の家の生まれ、東京大学法学部、経済学部を卒業。小説家のほかに経済学者の顔を持ち、長く大学で経済学の教鞭をとる。昭和31年「燈台鬼」で第三十五回直木賞を受賞。一躍人気作家となり、時代小説、歴史小説を執筆するようになる。デビュー作『出べそ物語』、『
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