昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか 文春新書

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166606108
ISBN 10 : 4166606107
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,231p

内容詳細

エリートたちは、どこで誤ったのか。昭和の陸海軍の人材を語ることによって見えてくる、日本型組織の弱点とは。「文藝春秋」で反響を呼んだ2つの座談会を収録。8人の識者が、その組織と人材を語る。

【著者紹介】
黒野耐 : 1944(昭和19)年生まれ。元陸将補、武蔵野学院大学講師

戸高一成 : 1948(昭和23)年生まれ。海軍史研究家、呉市海事歴史科学館館長

戸部良一 : 1948(昭和23)年生まれ。防衛大学校教授

秦郁彦 : 1932(昭和7)年生まれ。日本大学講師

半藤一利 : 1930(昭和5)年生まれ。昭和史研究家、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kawa さん

    (再読)このところ、昭和の日本陸・海軍の軌跡を追う評論を読んでいたので、その勢いで目に入った本書を再読。参謀人材の輩出が目的の陸大出の秀才子が、日本の行く末を担う政治家や現場指揮官の鼻ずらを引き回したゆえの悲劇という構図が浮かび上がる。一般に陸軍に比べて印象が悪くない海軍、順繰り官僚システムの弊害による失敗の指摘や、山本五十六氏に対する辛口評価も印象的。再読感想の第一は、後付けの言いたい評論だけでなく、では、どうすれば良かったかという視点での議論も聞きたかったということかな。

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    文藝春秋に掲載された座談会なので読み易い。半藤、保阪、秦、福田と豪華。海軍が善玉とは言えないという当たり前の事がよくわかった。

  • kawa さん

    昭和史や戦史の泰斗8名による昭和の軍部指導者を俎上に陸海軍2部に分けての座談会(あまり論争はなし)。座談ならではのピリッ辛のワン・センテンス、ワン・ワードが光る。陸軍に関しては様々な論考があってお馴染みなのだが、海軍の部がより興味深い。曰く、大決戦のまえに定期異動を行うごとき硬直した官僚システム、人事を牛耳る皇族総長、「言って聞かせて」が苦手の山本五十六等々。とは言え、当時の陸海軍の指導者も生え抜きの秀才や天才。戦後から現在までの我が国の指導者が彼らより優れているかは、疑問かつ不安で気になる心配事。

  • fseigojp さん

    一連の対談集のひとつ 人物批評がおもしろい

  • みなみ さん

    もしかして陸大出のエリートは駄目なのでは…?という疑問を抱いていたところ、幼年学校から陸大という純粋培養コースみたいなのだと本当に世間知らずが出来上がるらしい。と、この本を読んでみて思った。海軍も仲良しグループで、太平洋戦争始まった翌年の春にも定期人事移動で人を動かしてたりすんげー日本的にダメダメな組織だった。現場や現場に近いところにまともな感覚と能力の人がいても、トップは自分たちの見たい知りたい情報以外は耳に入れないって今でもそうじゃない?寒気がするな…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

半藤一利

1930年東京向島生まれ。15歳で東京大空襲に遭遇、九死に一生を得る。東京大学を卒業し、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長、出版局長、専務取締役を歴任。退任後本格的に作家活動に入り、昭和史研究の第一人者、「歴史探偵」として知られる。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行

プロフィール詳細へ

半藤一利に関連するトピックス

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品