日中韓を振り回すナショナリズムの正体

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492061930
ISBN 10 : 4492061932
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;19

内容詳細

“憎悪の連鎖”をどうやって断ち切ればいいのか。“自虐史観”“居直り史観”を共に排して、歴史を直視すれば、解決の道は見えてくる―。「気づいたら戦争」にならないための“本物の愛国者”入門。

目次 : プロローグ 「国家ナショナリズム」が「庶民ナショナリズム」を駆逐する/ 第1章 現代日本のナショナリズムが歪んだ理由/ 第2章 近代史が教える日本のナショナリズムの実体/ 第3章 中国と韓国の「反日感情」の歴史背景/ 第4章 現代の中国および韓国のナショナリズム/ 第5章 将来に向けての日本のナショナリズム

【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5年(1930)、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て作家。「歴史探偵」を自称。『漱石先生ぞな、もし』(正・続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『昭和史戦後篇』(毎日出版文化賞特別賞)など著書多数

保阪正康 : 昭和14年(1939)、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業後、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家。昭和史の実証的研究を志し、のべ4000人もの関係者たちを取材して肉声を記録してきた。個人誌「昭和史講座」を主宰。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢 さん

     中国人を夫に持つ朝鮮出身の人と話をする機会がありました。同じアジア人として共通する習慣や家族観もある一方、男女の社会的地位が全く異なることを知りました。  また国同士がいがみ合うのは悲しいことだと話していました。日本文化をとてもリスペクトしており日本各地を訪れたいとも話していました。国のレベルではどうしてわだかまりなくコミュニケートできないのか。  愛憎相半ばする三国間の現状を前に、コロナが西洋文化にドップリ浸かった日本人として、もう一度東洋的な価値観を再認識するきっかけを与えてくれたように思いました。

  • おさむ さん

    両氏の対談第2弾。日本を取り巻く状況はますます悪化。歴史実証主義から歴史修正主義へ、歴史の事実から妄想へ、史実への謙虚さから冒瀆へ。共同体に属していない貧しい若者らは、国家と心情が直結するために多角的に国を見つめられず、国家ナショナリズムに走るとの説明は理解できます。「安倍晋三はブレーンからヒトラーのやり口を教えられて手本にしている気がしてならない」という半藤さん、「歴史はそれぞれの国の教え方をすればよい。ただ、必ず空いての国ではどう思っているかも両論併記する」という保坂さん。2人の言葉を胸に刻みます。

  • katherine さん

    私にとって知識が乏しい近代史。 半藤一利さんと保阪正康さんの対話形式で進められる話は、とても面白くためになるものだった。国益のために国民の「ナショナリズム」を刺激する政府。一人ひとりがきちんと歴史の事実に向き合い、良識をもって冷静に、互いのナショナリズムを理解し合う努力を重ねていくしか、近隣国との対立を避ける方法はないと思う。

  • かんちゃん さん

    半藤さん並びに保阪さんは、戦争についての読書量、知識量、経験値は凄いですね。特に、第二次世界大戦以来70年にわたり戦争をしていない日本が、世界的にはそのことで評価され信頼を得ている、かつそれが一種のブランド価値だという行に考えさせられた。今年は戦後70年ということで戦中戦後の本を自分なりに意識して読んできた。まだ自分なりの答えは出ていないが、本書を読めたことは良い勉強だった。

  • 西澤 隆 さん

    ちょうど集団的自衛権の取り扱いが焦点だったころの本。ウクライナ戦争や台湾危機等を経てあらためて読むと、いろんな意味で潮目は変わったなと感じる。多くの人にとって戦争は絶対にで避けるべきこと。ただ避けるための手法として「反戦を叫ぶ」手法のみで本当にいいのか?と考える人は増えた。この頃に比べれば反中・反韓感情は一部の「ネトウヨ」の大きなうねりではなくなり、より皮膚感覚に組み込まれてそこだけ突出して見えることも減り「リスクヘッジ」の一環に落とし込まれてきたように思う。そう思うと隔世の感を感じてしまう一冊なのです。

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史

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