幕末史 新潮文庫

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101271811
ISBN 10 : 410127181X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
528p;16

内容詳細

嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す―。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。

目次 : 「御瓦解」と「御一新」/ 幕末のいちばん長い日/ 攘夷派・開国派・一橋派・紀伊派/ 和宮降嫁と公武合体論/ テロに震撼する京の町/ すさまじき権力闘争/ 皇国の御為に砕身尽力/ 将軍死す、天皇も死す/ 徳川慶喜、ついに朝敵となる/ 勝海舟と西郷隆盛/ 戊辰戦争の戦死者たち/ 新政府の海図なしの船出/ 国民皆兵と不平士族/ 西郷どん、城山に死す/ だれもいなくなった後

【著者紹介】
半藤一利 : 1930(昭和5)年、東京生れ。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家となる。’93(平成5)年、『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、’98年、『ノモンハンの夏』で山本七平賞を受賞する。2006年、『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』で、毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    反薩長な立場からの幕末史!この幕末史、とても分かり易く書いてあって、しかも面白い!知識も補強された!大変良い復習となった。

  • 扉のこちら側 さん

    2016年165冊め。著者ほど「維新という言葉が嫌い」とはっきり言うほど思っていないが、腑に落ちないものはずっとあった。私の場合何が根底にあるのか考えてみると、小学生の時に戊辰戦争について学んだ頃からのものだと思う。南東北出身の小学生として遠足や修学旅行で会津を訪ね、戊辰戦争での薩長の非道な振舞いをこれでもかと学ぶ機会があったから、ずっと「薩長、やりすぎ」と思っていた。一方で鹿児島や山口出身の私の友人たちは「戊辰戦争?なにそれ?」くらいの認識でいる。会津で語り継がれていることを真っ赤な嘘だという人も。(続

  • 優希 さん

    文庫で再読です。波乱に満ちた25年間の歴史と歴史を動かした男たちのドラマに魅せられました。史実にもとづいた上で、著者独自の目線も入った語りで幕末を改めて見直すことができたような気がします。改めて幕末とは激しい動きと様々な人物が現れては消えてゆく時代なのだなと思わされました。ザッと幕末を抑えるにはうってつけの1冊です。

  • s-kozy さん

    「明治維新」は薩長による暴力的な革命であったと指摘する好著。講義で話したことをまとめてあり、登場人物の人となりを浮かび上がらせるエピソードもそこここに盛り込まれていて読みやすかった。歴史は勝者のストーリーとなることは常で「賊軍」にとっての「泥棒」でも「官軍」として語られてしまうのは仕方がないところか。何事にもよらず、物事は二つ以上の視点から捉え、解釈することができるということは忘れてはならないだろう。

  • saga さん

    2017年最後の読了。著者は反薩長史観と宣言する。龍馬も西郷どんも突出して活躍しない。しかし、幕末を正しく理解するには通史という認識が必要だ。維新が革命であったこと。そして、維新後は新政府が自転車操業的に皇国=日本国を築き上げていったことがよく判る。佐久間象山、久坂玄瑞、坂本龍馬などなど維新に散ったタレント達亡き後の、更に後に太平洋戦争を引き起こしたのが薩長出身の軍上層部だったなんて、歴史の悲哀を感じてしまう。

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年東京向島生まれ。15歳で東京大空襲に遭遇、九死に一生を得る。東京大学を卒業し、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長、出版局長、専務取締役を歴任。退任後本格的に作家活動に入り、昭和史研究の第一人者、「歴史探偵」として知られる。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行

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