江戸群盗伝 集英社文庫

半村良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087463835
ISBN 10 : 4087463834
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
16cm,311p

商品説明

義理と人情に生きる怪盗たちを描く短編集
舞台は江戸。義理と人情に生きる盗人たち。彼らの目を見張る多彩な盗みのテクニックと涙と笑いに満ち満ちた生活模様を生き生きと描いた連作短編集。SF伝奇ロマンの大家が綴る本格的時代小説。

内容詳細

天保の時代、江戸の町人たちは義理と人情を重んじていた。裏社会の闇に生きる盗賊たちも例外ではない。狙う相手は、不正に蓄財する大商人に、鼻持ちならない大名たち。様々な技を駆使し、人を殺めず華麗な「盗み」の職人芸を決めていく。白鳶の徳兵衛と幸手の惣右衛門という二人の大盗のもと、鉄の掟に生きる彼らの「粋」に命を張った生き様。盗賊たちの義理と人情を描く一味違う傑作時代小説。

【著者紹介】
半村良 : 1933年〜2002年。東京生まれ。両国高校卒業後、さまざまな職業を経て作家に。73年『産霊山秘録』で第1回泉鏡花文学賞、74年『雨やどり』で第72回直木賞、93年『かかし長屋』で第6回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gachi_folk さん

    盗みを「芸」と呼ばれるまでに高めた盗人たちの「粋」と「意地」が心地よい。やはり半村良の人情物はいいもんだ。そして清水義範の解説がまたなんとも良い。一杯飲み屋で焼酎をちびりとやりながら、また読み返したいもんだな。

  • あここ さん

    盗人さんたちにもルールがあるらしく。第一に人殺しはしたらあかん。汚いコトして儲けてる人からがっぽりいただく。まぁ。。泥棒してるんやし、ええ人たちって言うのも変ねんけど。一般庶民は迷惑かからへんから何かええ人に思える(笑)強盗するような一家は懲らしめられたり。仲間売ってももちろんあかんし。火盗改に濡れ衣着せられたっていろいろ一家まとまって盗み返してみたり。名人芸って感じ(笑)それぞれに信念あって上の人立てて。ちゃんと世界が出来上がってる。ほいでもやっぱりみんな堅気に戻れたらいいのにな。。。逃げんでええしな

  • 麓川智之 さん

    連作短篇。盗賊ではなく面裏に通じた世話役を描いた「先達貫太」が個人的には面白かったかなあ。「賽銭吉右衛門」で募った恨みを盗賊らしいやり口で晴らす展開も胸がすく。

  • はなん さん

    盗人にも三分の理。盗むのはもちろん悪いことだけれど、犯さず殺さず火付せず。キッチリ守って、家人に全く気付かれずに「仕事」をするその鮮やかさ。短編集だけれどつながっていて、最後は「盗人の足を洗う」というところまで話が流れていく。半村流江戸の人情時代小説(だなぁ)は、切なくてあたたかい。

  • Hoshi Takeshi さん

    得意技と人情と。

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人物・団体紹介

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半村良

東京都生まれ。都立高校卒業後、紙問屋の店員、板前見習、バーテンダーなど様々な職業を経験した後、広告代理店に勤務。62年「SFマガジン」第2回SFコンテストに「収穫」が入選。71年初の単行本『およね平吉時穴道行』刊行。73年『産霊山秘録』で泉鏡花文学賞、75年『雨やどり』で直木賞、88年『岬一郎の抵抗

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