晴れた空 長編小説 上 祥伝社文庫

半村良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396332341
ISBN 10 : 4396332343
フォーマット
出版社
発行年月
2005年07月
日本
追加情報
:
16cm,720p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りょうけん さん

    <真> この本は,読みたい本が時々途切れてしまった時の為に手元にストックしてあるものの一冊。町内のフリマで一冊10円で手に入れたもの。「下巻」ももちろん手元にある。 半村良はとても好きな作家なので10円とかで見つけると必ず全部購める。すると昔読んだ同じ本だったりもするが,記憶力はもうかなり衰えていているのだからまあ仕方ないし,なんせ10円なのでモンダイはどこにも無い。あ,いや有った。読了後保管しておくのはちょっと面倒だ。そこでこういう本が少し溜まったら僕はTSKに持って行って引き取ってもらう。

  • さいちゃん さん

    小説2冊分以上はありそうな、読み応えたっぷりの一冊ながら、飽きることなく読めました。戦後の話。親が目の前で空襲によって燃えて亡くなるのを目にしながらも、同じような境遇で親を亡くした子供達と集まり、たくましく生き抜いている姿が、頼もしかったです。そして、同じく戦争で旦那さんを亡くした未亡人の「お母さん」。神風の前田さん。みんなで寄り添い、力を合わせて、生活していく様子に力をもらいました。今後、どのように話が進むのか気になりながら、「下巻」にうつります。

  • tak さん

    戦後の混乱期に、活き活きと逞しく生き延びた『家族』の物語。ハッピーエンド希望。

  • えみし さん

    東京大空襲の日、母親は子供を守るように焼死した。戦災孤児になった少年は、上野の地下道で同じような仲間と知り合い、戦後の日本を生きていく。特攻隊生き残りの前田は子供たちを守る事で生きる目的を持つ。前田の「戦後」への呻きが随所に現れる。胸をえぐる痛い言葉と前田の決意が感動的。少年たちは、闇市で瀕死の「お母さん」と娘を救う。「お母さん」は、少年たちの求心力となって一緒に子供たちをちを育てていくが、うまく行きすぎる過程の背後には、欲望にまみれた黒幕が存在していた。合間に書かれる半村氏の戦後史観が伝奇的で面白い。

  • ひらり庵 さん

    敗戦後の混乱期を生きる孤児たちの話の割に悲壮感があまりないのは、都合のよすぎる展開のためである。保護者としての未亡人、特攻帰りの用心棒に加えて、財界の大物がパトロンについている。子どもたちも天使のように素直で、敗戦期に充満していたであろう悪意がどこにも見られない。半村良はこの作品でエロを封印しており、日本版「あしながおじさん」のようである。

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人物・団体紹介

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半村良

東京都生まれ。都立高校卒業後、紙問屋の店員、板前見習、バーテンダーなど様々な職業を経験した後、広告代理店に勤務。62年「SFマガジン」第2回SFコンテストに「収穫」が入選。71年初の単行本『およね平吉時穴道行』刊行。73年『産霊山秘録』で泉鏡花文学賞、75年『雨やどり』で直木賞、88年『岬一郎の抵抗

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