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千野栄一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784469212747
ISBN 10 : 4469212741
フォーマット
出版社
発行年月
2002年07月
日本
追加情報
:
20cm,278p

内容詳細

言語と言語学を愛してやまなかった著者による珠玉の精選エッセイ集。ラーメンの命名論からスラブの文字まで、ことばの面白さと奥深さを語る目からウロコの17篇と、亡くなる2週間前に病院で綴った1篇を収録。

【著者紹介】
千野栄一 : 1932年2月7日東京府豊多摩郡渋谷町(現・渋谷区)に生まれる。1955年東京外国語大学第四部(ロシア語)卒業。1958年東京大学文学部言語学専攻卒業。1964年プラハのカレル大学文学部スラブ語科修了。1969年東京教育大学文学部助教授、1976年東京外国語大学外国語学部助教授、77年教授。93年名誉教授。2002年3月19日永眠。享年70歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • myao さん

    ★★★既刊のエッセイより精選し再録。「ことばの研究の面白さを伝える」という目論見通り、どのエッセイも言葉への愛おしさに溢れ、興味深く面白い。翻訳の苦労話では「いつもお世話になっております」と姿勢を正す。何よりハッとさせられたのは「ドイツの言語はナチズムの戦慄をよぶ惨事に罪がなかったとはいえない事実である」との一説(G.スタイナー著「言語と沈黙」)。言語とは、人間のいろいろなところで深く関わっているという当たり前の事実を改めて気づかされました。良書!

  • 岸野令子 さん

    なんか読んだことあるなあと思ったら、以前の著書の再録もあったんですね。カレル・チャペックの「もし私が言語学者だったら」というエッセイの訳と千野さんの解説に感銘を受けた。チャペックはナチス・ドイツを批判し、そのデマゴギイの言い回しを問題にしているのだが、今、読むと、わが大阪でとんでもない発言を繰り返す人の言動にかぶって見えるのだ。言葉は大切に慎重に使わないと。

  • Gamemaker_K さん

    学生時代もっと真剣に言語学に取り組んでおけばよかった、という後悔の念だけが募る。筆者は子どもの頃、英語をどのように学んだのかな。…印象に残った一節。「外国語を学びたいと思う日本人はすべからくまず日本語、とりわけその精神を学ぶべきである。空気と同じように自然にあるものと意識している日本語ではなく、客観的に他人に取り出して説明できる母語としての日本語を学ばなければならない。」やっぱしそーだよね。

  • Ti:nə さん

    千野先生の言語学への愛がぎゅっと詰まった著作を、晩年に再編した凝縮版。この研究も面白いよねとチラ見せされ、心が定まらない。千野先生は言語学が本当に大好きなんだなぁと愛おしくなりました。

  • Hiro さん

    言語学は何も知らないしあまり興味もない。読んだのは専ら著者への興味から。だが私は良い読者にはなれなかった。まともに面白く読めたのは最初の数十ページであとは耳慣れない人名や地名、学術用語が出てきて、それが貴重だったり画期的だったり鋭かったりしても著者のようには楽しめず、ただ欠伸を連発し瞼が重くなるばかりだった。チェコに詳しい著者なので、チェコの人々の暮らしや日本との比較、中欧の良さをおしゃれに綴ったエッセイを期待したのがいけない。あくまでひと通り学術的な常識を備えた人向けのアカデミックなエッセイ集だった。

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人物・団体紹介

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千野栄一

1932‐2002年。東京大学言語学科、プラハ・カレル大学スラヴ語学科卒。東京教育大学助教授、東京外国語大学教授、和光大学教授・学長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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