デッドライン

千葉雅也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103529712
ISBN 10 : 4103529717
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
168p;20

内容詳細

ゲイであること、思考すること、生きること。悩み、格闘しつつ日々を送る大学院生の姿を描く、気鋭の哲学者による話題沸騰の初小説。  


【著者紹介】
千葉雅也 : 1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。現在は立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こーた さん

    あれはいつだったか、LGBTQに対する差別を繰り返した雑誌が休刊し、おなじ出版社の文芸誌が、いま小説家にできること、みたいな特集を組んだことがあった。そこには千葉さんも名を連ねていたが、tweetのパッチワークで編まれた文章は、安易にまとめられることを拒否しているようで、あきらかに「異質」だった。論としてまとめない。当事者として異質を異質なまま語る。それが小説にできることではないか。この小説はそんなところから出発して書かれているようにおもえる。あのときまとめなかったことに対するある種の回答であり、⇒

  • starbro さん

    第162回芥川龍之介賞候補作品第一弾(1/5)、半分私小説?の処女小説、青春×ゲイ×哲学、芥川賞らしい作品ですが、あまり新しさはありません。受賞はないのではないでしょうか?本書にチェーンの飲食店が多く登場しますが、著者はチェーン店が好きなのでしょうか?私は大嫌いです(笑)ボヘミアンラプソディーのサントラをBGMに読みました🎶【読メエロ部】

  • buchipanda3 さん

    哲学を院で学ぶ「僕」が自分の内面を追った日記のような青春小説。「僕」は何を「言祝ぐ」のか。自分はどうあるべきかという問いを哲学を介して求める姿が興味深かった。一定のラインを越えない円環の内側を彷徨うような生き方をする「僕」。ゲイをカムアウトし夜な夜な男と交わるもその場限りの出会いに留め、親の仕送りで贅沢に暮らし盆と正月は帰省する。それなりの日々を謳歌するもワクに留まる自分への鬱屈さが文章から滲み出ていた。やがて起きた出来事で思いがけず越えるのだが、それまでの満たされない雰囲気から解放された爽快さを感じた。

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。 さん

    デッドラインには向こう側とこちら側が存在する。それは一見別々の時空に存在しているかのようだ。しかし、向こう側とこちら側共、実は、デッドラインという同一線上に存在しているのだ。ということがこの小説の主張なのかな? なのに何故、物語上ではラストでデッドラインを超えてしまう必要があるのかな? Amazon商品の説明本の内容によれば<修士論文のデッドラインが迫るなか、動物になることと女性になることの線上で悩み、哲学と格闘しつつ日々を送る「僕」。>というお話なのだそうだ。

  • うののささら さん

    哲学とゲイか、三島由紀夫みたいだな。二作目でオーバーヒートは面白かった。知らない言葉を調べてながら読むのが好きなので好きなタイプの作家だが個人的だがゲイの描写がきつかった。デッドラウンは修士論文の締め切りか。哲学とは極端な概念。語っていると高揚してくるので学生のとき狭い部屋で丸くなって語ったが今となってはなにも覚えてない。言葉には複数の解釈があり誤解され勝手に解釈されることもある。胡蝶のゆめの事実はどこにあるのか。次回期待かな。

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