神様の暇つぶし 文春文庫

千早茜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167919054
ISBN 10 : 4167919052
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

親を亡くし一人になった20歳の夏、父よりも年上の写真家の男と出会った―。男の最後の写真集を前にあのひとときが蘇る。妙に人懐っこいくせに、時折みせるひやりとした目つき。臆病な私の心に踏み込んで揺さぶった。彼と出会う前の自分にはもう戻れない。唯一無二の関係を生々しく鮮烈に描いた恋愛小説。

【著者紹介】
千早茜 : 1979年、北海道江別市生まれ。立命館大学文学部卒業。2008年、「魚」で第21回小説すばる新人賞受賞。受賞後「魚神」と改題。09年、『魚神』で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年、『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞受賞、第150回直木賞候補。14年、『男ともだち』で第151回直木賞候補、15年、同作で第36回吉川英治文学新人賞候補。21年、『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞受賞、『ひきなみ』で第12回山田風太郎賞候補、第1回ほんタメ文学賞・2021年上半期あかりん部門大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    帰国中にふらふらしてた本屋さんで目があってお迎え。帯の惹句には騙されることが多いんだけど、これは期待通りだった。「抱きながら、あのひとに食われてしまいたかった」。こんな恋愛、一生に一度でいいから経験したい。今もヤスリでこすられたごとくの心臓がヒリついて痛む。

  • さてさて さん

    『あのひとはいつも私を苦しくした。いなくなった今もまだこうして苦しくする』。そんな思いを胸に抱きつつ、ひとりになった今を生きていく主人公の藤子。この作品には、そんな藤子が『ひとつの季節を過ごしたひと』への今も決して消えない熱い思いが赤裸々に綴られていました。三十歳以上も年上の男性との恋愛への違和感がどんどん消えていくこの作品。藤子の思いが痛いほど伝わってもくるこの作品。「神様の暇つぶし」というその書名が象徴する奥深い意味合いに唸る結末。千早茜さんの筆の気迫がそこかしこに伝わってもくる素晴らしい作品でした。

  • のぶ さん

    すごくディープな恋愛小説だった。主人公は父親を亡くし、生きる気力の無い毎日を送る柏木藤子。彼女は着るものに無頓着で、化粧っけのない地味で男っぽく見える女子大生。そんな藤子の前に近所にある写真館の不良息子として知られていた廣瀬全が、ある日現れたことで物語は展開する。全は自分の父親より年が上で、30歳は離れている。最初は何気ない会話を交わすに過ぎなかったが、そのうち彼さえいれば他のことなどどうだって良いと、どんどん溺れていく。藤子の心理的内情がよく表されていて面白かった。ラストシーンも切なかった。

  • クプクプ さん

    二十歳の女子大生と50代の男性カメラマンの物語。途中まで、過激で下品な話だと思っていましたが、最後に、伏線を回収して、絶妙な余韻で物語が終わります。季節も夏ですし、小旅行や、桃や山椒の実など、食べものの描写も、落ち着いていてよかったです。被写体としての主人公をカメラマンの全さんが、シャッターチャンスの神様として雰囲気を感じる、簡単に表現すると、そのような感じでしょうか。物語の筋もはっきりしていますし、著者の告白のような表現も多々ありますし、読みやすく、この先、千早茜さんの代表作のひとつになっていく作品。

  • エドワード さん

    長身で女性らしさに劣等感を抱く女子大学生・柏木藤子。父を亡くした夏の日、父の知人の写真家、廣瀬全と出会う。言葉使いは乱暴、仕草は投げやりだが、優しい全。藤子は全に振り回され、恋に落ちた―藤子はそう信じていた。かたや全はどう思っていたのだろう?藤子を撮影した写真集を残し、全は去った。全の身体は死の病に冒されていた。すべてが終わり、藤子はあの夏の日々を思い返す。「思い出とは薄れるものではなく、濾されてしまうもの。」に始まる冒頭の数行が絶品。長い時を経て、藤子は<神様の暇つぶし>の言葉を理解できたのだろうか。

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人物・団体紹介

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千早茜

1979年、北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。2008年、第21回小説すばる新人賞を受賞した『魚神』(「魚」から改題)でデビュー。09年、同作にて第37回泉鏡花文学賞、13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木

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