あなたとなら食べてもいい 食のある7つの風景 新潮文庫nex

千早茜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101802268
ISBN 10 : 4101802262
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;16

内容詳細

穏やかな食卓を囲む二人に潜む秘密。盗まれたエクレアが導く驚きの結末。最後の砦のような居酒屋に集う人々の孤独。減量に奮闘する女性が巡り会った恋。美食の上で繰り広げられる女同士の舌戦。幼なじみと再会して作る菓子の味。駄菓子を食べ合う瑞々しい初恋とそれを眺める大人達の切ない祈り…。7人の作家がこしらえた、色とりどりの食べものがたりに舌鼓を打つ絶品アンソロジー。

【著者紹介】
千早茜 : 1979(昭和54)年、北海道生れ。2008(平成20)年、小説すばる新人賞を受賞した『魚神』でデビュー。翌年同作にて泉鏡花文学賞、’13年、『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞した

遠藤彩見 : 東京都生れ。1996(平成8)年、脚本家デビュー。「入道雲は白 夏の空は青」でATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞

田中兆子 : 1964(昭和39)年、富山県生れ。2011(平成23)年「べしみ」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞

神田茜 : 北海道生れ。講談師、作家。1985(昭和60)年、二代目神田山陽に入門ののち、真打ちに昇進。2010(平成22)年『女子芸人』で新潮エンターテインメント大賞を受賞

深沢潮 : 東京都生れ。2012(平成24)年「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞

柚木麻子 : 1981年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、’10年に同作品を含む『終点のあの子』でデビュー。’15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞

町田そのこ : 1980年生まれ。2016年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR−18文学賞」大賞を受賞し『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ さん

    これはもう絶対タイトル(もちろん作家さん名も)買い。R18文学賞大賞作家さんの多いのも好み。期待ほど「食」を前面に押し出した印象は薄いが、どの作品も女性作家特有の細やかさやたおやかさ、そしてわずかばかりの意地の悪さに満ちた満足のいく内容だった。

  • mae.dat さん

    確かに食がキーになっている、7人の女性作家さんによる、7話の短篇なのかも知れないけど。男性から見て、一緒に食事をする事を許されたって感じのお話しを期待するじゃん。ちゃんとそう言う感じがするのは千早茜さんの『くろい豆』だけだったよ。本編に書かれていない場面も含めると神田茜さんの『サクラ』もかなぁ。後は自由度がちょっと高めなの。個性的で宜しいのですけど。町田そのこさんの『フレッシュガム』は 〜『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』番外編〜 とあって、丁度読んだばかりだったんだけど、話の核はちょっと違う気もするね。

  • ひさか さん

    小説新潮2014年3月号千早茜: くろい豆、サクラ:神田茜、柚木麻子:ほねのおかし、6月号深沢潮:アドバンテージフォー、2018年5月号田中兆子:居酒屋むじな、2019年3月号遠藤彩見:消えもの、書き下ろし町田そのこ:フレッシュガム、の食欲をテーマにした7つの短編を2021年11月新潮文庫から刊行。新潮の特集【食欲vs.性欲】という14人の競作に味をしめたのか。苦味のある話が多く、読む前のイメージとは違っていた。その中にあって、「サクラ」の前向きなラストが光ります。

  • fwhd8325 さん

    アンソロジーは、初めて作品に触れる作家さんも馴染みの作家さんもいて、寄席に似ている。その中で久しぶりに作品に触れた神田茜さん。女性の本音が表現されていると思いました。初めては深沢潮さん。辛辣な友情関係が面白いと思いました。

  • モルク さん

    7人の女性作家さんによる食にまつわるアンソロジー。千早茜さん「くろい豆」不倫の嫉妬、諦めの境地がうまく表現されている。そして黒豆の枝豆、食べてみたい!田中兆子さん「居酒屋むじな」厨房に立つ弟とそれを見つめる姉、そしてろくなメニューもないのに通ってくる客、その関係性がいい。町田その子さんの「フレッシュガム」は「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」のスピンオフ、もっと読んでいたかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

千早茜

1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で第二一回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作で第三七回泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で第二〇回島清恋愛文学賞を、21年『透明な夜の香り』で第六回渡辺淳一文学賞を、23年『しろがねの葉』で第一六八回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

プロフィール詳細へ

千早茜に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品