美術の核心 文春新書

千住博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166606146
ISBN 10 : 416660614X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
追加情報
:
18cm,169p

内容詳細

芸術に関心がある人はごく一部。その他大勢はアート音痴といわれる日本人。その汚名をこの1冊で返上。芸術は本当は面白いもの。学校では教えてくれない美術の本質がここにある。

【著者紹介】
千住博 : 日本画家。1958年、東京生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、同大学院博士課程修了。1995年、ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人初の絵画部門での優秀賞を受賞。2000年、河北倫明賞受賞。2002年、MOA岡田茂吉賞大賞受賞。大徳寺聚光院別院襖絵、フィラデルフィア松風荘襖絵なども手がける。現在、京都造形芸術大学学長。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 寝落ち6段 さん

    過去の名作は、なぜ今も名作なのか。各作品の良さ、歴史的背景、社会的背景が語られる。ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』も、ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』も、縄文時代の土偶も、非対称の茶器も、そこに映し出されているのは、その当時の社会に生きる作者の生き様である。それを私たちが読み取り、私たちの中で再現する。そこを自分自身と比較して、その違いを味わうものなのかなと思った。そうすれば、点でよくわからない現代美術も楽しめるのかもしれない。

  • P-man さん

    何年もかけて書いただけあって、ページは薄いのに内容は濃いし読みやすくおもしろい。美術史家や評論家の書く本とはまた違った、画家である千住博先生の価値観や視線で、ルネサンスから漫画や庭園、コンテンポラリーアート、縄文土器に至るまで至るところへのアプローチ。これは贅沢ですよ。自分の興味は西洋絵画ばかりだけど、現代美術や日本美術にも触れようと思いました。最近、政治村から「こんなものは芸術ではない」なんてことを言い出す人間が芸術村にやってくるけども、本書最後の日本画トピックだけでも一度読んでほしい。素晴らしい一冊。

  • youco さん

    タイトルがすべてを語っている。時代や国、制作方法など、一口に美術といっても様々である。作品のバックグラウンドを知り、意図を知ることが、美術の核心を掴むためのアプローチである。美術の授業シリーズ第一弾。技法や様式に注目しがちだが、そのような枠組みを越えて、美術に相対する「作法」を学んだ

  • nizimasu さん

    滝の日本画で有名な画家が、これまでの美術の歴史やキーワードを自身の経験をもとに解説。これが実に読みやすくて感激。とにかく絵が身近になるある意味初心者にも優しい本だ

  • ちゃすくん さん

    作品のみを、文脈や意図から切り離して真剣に眺めるという体験が不足していると思う。それは学校教育での知識詰込み型の勉強に端を発している気もするが、とにかく、理性で捉える前に感性で捉えるという経験が乏しいままに、大人になってしまうと、美術作品を敬遠してしまうきっかけとなっていく気がしている。日本画等の画像や写真から指で説明書きを覆い隠し、キャプションを意図的に隠すだけで、途端に美術を楽しもうという純粋な興味が湧いてくる。文脈や意図。時代、知識に囚われない感覚を持つべきだと、この本を読んだうえで自省する。

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人物・団体紹介

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千住博

2007年〜2013年京都造形芸術大学学長、現在京都造形芸術大学教授。同大学付属康耀堂美術館館長。京都造形芸術大学・造形芸術工科大学「芸術学舎」学舎長。ヴァン・クリーフ&アーペル芸術学校(レコール)マスターズコミッティー委員。公益財団法人徳川ミュージアム相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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