詩歌の待ち伏せ 3 文春文庫

北村薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167586065
ISBN 10 : 4167586061
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
16cm,217p

商品説明

プレヴェールの詩「朝食」の5人の異なる翻訳に触れ、各人各様の違った世界に驚き、女性詩人・天野慶の初期のいじめを扱った作品と、明るさと柔らかさを持つ数年後の作品の比較から、裏にある彼女の軌跡へと思いを馳せる。著者の豊かな教養と感性が、読者を新たな出会いへと誘う詩歌ワールド、待望の第3弾。

内容詳細

プレヴェールの詩「朝食」の5人の異なる翻訳に触れ、各人各様の違った世界に驚き、女性詩人・天野慶の初期のいじめを扱った作品と、明るさと柔らかさを持つ数年後の作品の比較から、裏にある彼女の軌跡へと思いを馳せる。著者の豊かな教養と感性が、読者を新たな出会いへと誘う詩歌ワールド、待望の第3弾。

目次 : 「朝食」プレヴェール/内藤濯訳・「朝の食事」プレヴェール/小笠原豊樹訳・「朝の食事」プレヴェール/平田文也訳/ 「朝の食事」プレヴェール/北川冬彦訳・「朝の食事」プレヴェール/大岡信訳/ 「手回しオルガン」プレヴェール/大岡信訳/ 「おくじょう/中学二年、ふゆ」他天野慶/ 「白木の位牌」「しっぽを捨てる」「非」木村信子/ 「非」「ひつじ」「花火」「真珠売り」木村信子/ 「旅商人の妻のうた」李白/奥平卓訳/ 「アリカンテ」プレヴェール/村松定史訳/ 「あしひきの」柿本人麻呂他/佐佐木幸綱訳・「五月闇」藤原実方/ 「花の色は」小野小町/橋本治訳〔ほか〕

【著者紹介】
北村薫 : 昭和24(1949)年、埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら、昭和59年創元推理文庫版日本探偵小説全集を編集部と共同編集。平成元(1989)年、「空飛ぶ馬」でデビュー。平成3年、「夜の蝉」で日本推理作家協会賞、平成18年、「ニッポン硬貨の謎」で本格ミステリ大賞評論賞、平成21年、「鷺と雪」で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yumiha さん

    再読。珍しいことに初読の記憶が残っていた。プレヴェール「朝食」の訳の違いと天野慶の短歌は、印象が強かったのねん。翻訳をするとき、「原作者には寝ていてほしい」という柴田元幸の言葉にふむふむとうなずく。「原作+感性や表現力」を翻訳ととらえるなら、翻訳者にとって試される思いがするからだろう。今回は、藤原実方VS藤原行成が面白かった。百人一首「かくとだに・・・」の実方の才気煥発の和歌。実務家として一流で、清少納言との交流もニヤリとさせてくれる行成。私の好みは行成に軍配を上げる。

  • yumiha さん

    翻訳の違いによる面白さや怖さを、プレヴェール「朝の食事」や百人一首の和歌などで、丁寧に教えてくれる。やっぱ北村薫は、すごいっす。たぶん蔵書量は、ハンパぢゃないんでしょうなあ。それに加えて、その一節をちゃんと記憶しておられるのがすごい。ワタシの脳細胞は、ど〜だっていいことしか残してくれないもんなあ…。待ち伏せに出会うためには、それだけの機会と感性と記憶力が要求されるように思ふ。

  • tanuki さん

    詩の章を拾い読み「木村信子 しっぽを捨てる」の本と覚えておこう

  • セルジオ肥前 さん

    北村さんの著作で無ければ、このシリーズを手に取る事は無かったろうと思う。これまで詩にはあまり関心が無かったが、少しは面白みを感じる事が出来た。

  • kochi さん

    詩や和歌を読むのは苦手だけれど、このシリーズを通じてだと、なぜかすとんと心に落ち着く。味をしめて、詩集等に単独で挑戦するんだけれど、やっぱり駄目だ…の繰り返し。

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北村薫

〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年「空飛ぶ馬」でデビュー。「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞。ほかの著書に「ターン」など。

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