水に眠る 文春文庫

北村薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167914394
ISBN 10 : 4167914395
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
256p;16

内容詳細

TVディレクターである耕三の家に大学受験を控えた義妹がやってきた。妻が不在のある朝、妹は自分の考えた脚本の内容を語り始める。それは、激しい思慕を抱いて義理の兄の元へ駆ける女の話だった―(「ものがたり」)。著者ならではの美しく繊細な文章で様々な愛の形を描く10の物語。有栖川有栖ら11人による豪華解説を収録。

【著者紹介】
北村薫 : 1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、09年『鷺と雪』で直木賞、16年日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mocha さん

    裏表紙の紹介文を読んで、恋愛小説集だと思い込んでた。実際は男女間だけでなく家族や知人など〈人と人〉のお話。ちょっとファンタジックだったりSFテイストだったりしつつも、北村薫さんならではの研ぎ澄まされた文章で、短い話の向こうに大きなドラマの広がりが見える。10篇それぞれに超豪華な解説陣が文章を寄せているのがすごい。

  • ぶんこ さん

    感想を書くのが難しい。苦手なのが時々挟まっていた短編集でした。「くらげ」に少し憧れる。自分だけの世界、学校でも職場でも「くらげ」に守られるのは、痴漢や虐めにあっている人には救いでしょう。でも、よく考えてみると怖い世界。サラッと読み進めてしまうが、怖い話が多かったような気がしまう。だからか、読み切るのに時間がかかりました。一話一話に豪華解説があったのが驚き、おーなりさんの解説が秀逸。水彩画のような淡い怖さ。

  • しん さん

    20ページくらいの短編が10入っている短編小説集です。読み終えて一番に思ったのは、どの作品にも共通した静けさを感じる作品だったと言うことです。文章が静けさを感じさせたのか、ストーリーのゆっくりとした流れがそう思わせたのかはわかりません。とても静かな音の無い世界を流れる小さな水の流れの音のような、微かに空気を震わせる小説だったと思います。

  • こゆび さん

    短編集。作者の豊かな知識と温厚な人柄がにじむ長編とは、ひと味違う。掴もうとしても掴めない、たゆたう水のような物語。うまく掬いとることができなかったものもある。想いは物語の奥底で、ゆらめいていた。温かく。冷たく。

  • ネムル さん

    達人の小説といったおもむき。特に「ものがたり」「植物採集」の上手さ。偏愛短編として「かとりせんこうはなび」でベスト。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

北村薫

〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年「空飛ぶ馬」でデビュー。「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞。ほかの著書に「ターン」など。

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品