杖下に死す

北方謙三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163223001
ISBN 10 : 4163223002
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
20cm,436p

内容詳細

たび重なる飢饉に米の売り惜しみ。窮民救済に立ち上がる大塩父子を扶けて、至高の剣が、腐敗した権力の底知れぬ闇を斬り裂く。胸奥を揺さぶる男の友情物語。幕末前夜を描く歴史巨編。

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    この著者の時代物を読みたいといろいろ探していてこれを手に取る。主人公は自由人的な剣の達人で、大塩格之助、大塩平八郎の子との友情を描く小説。よいのだが、思ったものと違い戸惑う。ハードボイルド作家だなあ、と何度も思いつつ読み終えた。悪くはないのだが、うーん。やるせなさ、苦さに痺れるのだが。だが。

  • 鯖 さん

    さらっと再読。江戸から大阪に流れてきた剣豪と、大塩平八郎の息子との友情を描いた小説。大塩の息子ということでどういうラストになるかは分かりきってて、やっぱり辛い。利之は剣を捨て、庖丁に持ち替え、料理人として生きていくことを選ぶ。「ほんとうに、食べさせてみたい男が、ひとりだけいた。もう、食べものを口にすることもなくなった男だ。どんな捌き方をしても、あの男だけはうまいと言ってくれそうだった」このフレーズが目に入るなり、今度も泣きました。これこそが北方先生の小説だよなあ。

  • リードシクティス さん

    米不足にあえぐ大阪を舞台に、江戸から来た剣豪・光武利之と、大塩平八郎の息子・格之助の友情を描いた歴史小説。大塩平八郎の乱を扱った小説かと思ったら、平八郎はほんの脇役だし、乱も物語の終盤にちょこっと背景的に描かれるだけだった。著者もおそらく最初から大塩平八郎の乱という事件そのものをクローズアップする気はなかったとも思うけど。主人公の利之は確たる目的があって動いているわけではなく、終始傍観者の立場であり、大ボリュームの割に一体この作品で何を描きたかったのかというところがいまひとつわからなかった。男の友情?

  • FUJI燦々 さん

    歴史上の有名人物とそうでない人物をかけ合わせながら、志や情感を加味しながら物語を紡ぐ、、、北方さん本当に凄い作家さんだなと感じさせる作品でした。最後の締め方なんて凄く格好良いなぁ。

  • らんらん さん

    この本の中で『正義』について語られている箇所が2箇所ある。1)平八郎がどれほど正しかろうと、やり方によっては幕府はそれを悪と見る。正義を明らかにするより、その場で世が乱れるのを嫌うのが、権力というものだ。2)はじめからの正義など、信ずべきではない。そんなものは存在せず、強いものがやがて正義という名で飾られる。 いつの世の中でも同じなんだなと思う。作者の訴えたかったことの1つがこの『正義』の捉え方だと思った。

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人物・団体紹介

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北方謙三

1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。70年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三

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