無敵のハンディキャップ 障害者が「プロレスラー」になった日

北島行徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163536309
ISBN 10 : 4163536302
フォーマット
出版社
発行年月
1997年12月
日本
追加情報
:
317p;20

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読書メーターレビュー

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  • も さん

    すごく面白かったし、読んでよかったです。障害者プロレスの存在は知りつつも、本が出ているとは知りませんでした。従来の障害者支援とか健常者と障害者の交流とかそういうものに真っ向から挑んだ感じです。同じ女性をすきになって殴り合いのけんかをしたり、嘘をついたり、ひとを騙したり、すごく人間味が溢れる生の姿を見られた気がしました。他の著書も読みます。

  • ばりぼー さん

    15年ぶりの再読。障害者やボランティア業界に対する思い込み、既成概念といったものを木っ端微塵に打ち砕いてくれる凄い本です。脳性麻痺の障害者がプロレスをするだけでも仰天ですが、「健常者対障害者」の試合では、その壮絶な展開に鳥肌が立つほど愕然とします。今の福祉行政の欺瞞性に指を突きつけ、「現実に傷ついている障害者に対して、お前たちは今まで何をしてきたのだ。ただの傍観者ではなかったのか」という指摘に誰が反論できるのか…。障害者プロレス団体「ドッグレッグス」は、今でも興行を続け活動しているそうです。

  • kera1019 さん

    少し気持ちが入ってしまうと、この本に書いてある事全てに頷いてしまいそうになる。慎太郎や浪貝の物語を読んでるウチに障害者の抱える矛盾と問題の複雑さで客観的に読めなくなる。でも、この本は著者の強さと優しさに溢れてて面白かった。

  • マギカ鍋 さん

    脳性麻痺障害者が恋愛絡みで取っ組み合いの喧嘩。そこには障害者の痛みと叫びがあった。その姿に著者は障害者と健常者を人として向き合わせようと障害者プロレスを創立。同情と差別と現実の障害で歪む障害者、健全さを過度に期待する支援、現実の無関心や差別にドロップキック。参入する障害者の事情は障害故に留まらず俗な我儘や誇りを赤裸々にして、その姿に違和感を感じるなら認識違いの苦しみを知る。健常者でもある著者は危険性、見せ物批判、自己欺瞞の葛藤の中で親友だからこその真剣で良好な関係を築くが、それは制度の限界も示すよう。

  • ジョニーウォーカー さん

    障害者を「無垢の天使」というイメージに押し込めることが逆に「差別」だ。北島氏は言う。世界初の障害者プロレスを主催するドッグレッグスには、これまで自分が見たことのないような、我がままで、現実にもがき、人間らしい障害者の姿があった。

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人物・団体紹介

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北島行徳

1965年、東京生まれ。91年、障害者のプロレス団体「ドッグレッグス」を旗揚げし、代表に就任。毎日新聞社学生新聞部「毎日中学生新聞」の契約記者を4年間務め、97年2月よりフリーランスになる。98年、処女作『無敵のハンディキャップ』で講談社ノンフィクション賞を受賞。小説、ノンフィクション、漫画原作と幅

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