日本語の常識アラカルト 文春文庫

北原保雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167801168
ISBN 10 : 4167801167
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,215p

内容詳細

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」がよろしくないワケとは?日本語学の第一人者・北原博士が、巷に氾濫するおかしな言葉の問題点を、誤用が生じる理由も交えて、わかりやすく解説。同時に「KY」「恋活」などの新語を紹介し、現代日本語の実態を明らかにする。言葉の変化を踏まえた上で、正しい日本語を使うための、必読の一冊。

目次 : 第1章 こだわりの日本語(「ブ然」とした態度、正しくできますか?/ 「犬にエサをあげる」はマチガイ?/ 「お予算」と「ご予算」、正しいのは? ほか)/ 第2章 日本語の常識(「別れる」と「分かれる」/ 「あい」もいろいろ/ 言葉の変化と誤用の論理 ほか)/ 第3章 日本語あれこれ(名付けの問題/ 「先端」という言葉/ 「セレブ」という言葉 ほか)

【著者紹介】
北原保雄 : 1936年、新潟県柏崎市生まれ。66年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(元筑波大学長)。独立行政法人日本学生支援機構前理事長。日本語通に圧倒的な支持を受ける「明鏡国語辞典」(大修館書店・2010年第2版)をはじめ、「古語大辞典」(小学館)など数多くの辞典を編纂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こらぴし さん

    「問題な日本語」の著者の本。 若者言葉は暗号のような…とあるが、僕はそこが本質のように思う。 一見訳がわからない言葉が一度意味を知るとわかる。 そんなAHA体験を通して仲間意識を確認しているのだ。 だから仲間以外に言葉が広がり始めた時点で役割を終えてしまう。

  • マドレーヌ さん

    どの言葉が正しくてどの言葉が間違ってるのか読んでいるうちに分からなくなってなってしまったよ〜。間違って発生した言葉でも普及すれば正しい言葉になるのもあるし、ならないのもあるんだもの。本当に言葉は生き物なのですね。ちなみに筆者が苦言を呈していた読めない人名について、名字が小学1年で習う字の組み合わせで下の名前がひらがなの人間にとっては羨ましかったりもするんですよ〜。それで子供につけちゃった人もいるんじゃないでしょうか。まぁ明らかにふざけているといえない名前でなければよしとしましょうよ〜。

  • 真 さん

  • C-biscuit さん

    常識と思っていたことが、違っていたり、時代とともに意味が変わってしまったりとまさにアラカルトである。自分も結構間違えている。「次の議題に移りたいとおもいます。」「新年あけまして・・・」どちらもダメだそうです。謙譲語もへりくだる言葉だと思っていたが、行為の及ぶ対象を高める尊敬語だそうである。日本語は難しい。一方で、言葉の乱れも時代とともに言葉が変化していくものと捉えており、柔軟に対応している本であると感じた。

  • うたまる さん

    「もともと『くらい』と『ぐらい』には、一定の使い分けがありました。それは、体言には『ぐらい』を、コソアド系の連体詞には『くらい』を、活用語にはどちらも付くというものです」

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人物・団体紹介

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北原保雄

1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授。元同大学学長。公益社団法人日本教育会会長。独立行政法人日本学生支援機構理事長、文化審議会副会長(国語分科会会長)、新潟産業大学学長(名誉学長)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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