妻恋坂 文春文庫

北原亜以子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167576059
ISBN 10 : 4167576058
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,275p

内容詳細

お町が番附売りの周二と出会ったのは霞ヶ関の坂道だった。男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町はいつしか恋心を抱いた。だが周二の話にはたった一つ、ついてはならない嘘があった―表題作のほか、江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを艶やかな筆で描く著者会心の短編集。

【著者紹介】
北原亞以子 : 東京都出身。千葉県立千葉女子高校卒。昭和44年「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞し文壇にデビュー。平成元年『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞を、平成5年『恋忘れ草』で第109回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    もっと早くに読んでおきたかった、と後悔をさせる小説だった。7篇の物語は、女主人公の哀愁と心うちの切なさをしみじみと、仄かな色香を添えて読ませてくれます。この作家は、男の本音の核心を鋭く突いてきます。時折、それをぐっと感じました。北原さんの時代小説はまだ6作目ですが、同じ江戸の人たちを描く宇江佐真理さんの時代小説とは、ひと味違った魅力があります。

  • KEI さん

    表題作を含む8篇の短編集。人は全くの善人でも悪人でもない。不幸ばかりでも幸せばかりでもない。そんな立場に置かれた女や男たちが、どれも江戸の町に懸命に生きる姿が鮮やかにそして切なく描かれていた。表題作「妻恋坂」は嘘をついていた周ニを待つお町の心情と妻恋神社に祀られている弟橘姫の伝説にちなんだ背景と相まって、より深い味わいがあった。

  • 真理そら さん

    再読。『仇討心中』に登場する尾形光琳が、登茂と文次郎の対の帷子を読者に鮮やかにイメージさせる小道具になっている。

  • 恋空 さん

    北原亜以子さんの作品は初でしたが、とても切なく、どうしようもない儚さにため息😮‍💨艶っぽさもありましたが嫌な気持ちにはならず感情移入してしまいました。好きだからこそ相手の想いが良くも悪くも伝わってくるんですよね。それでも一途に相手を思いやる気持ち、、登場する女性たちの強さも感じました。男性って、、ほんとに、、まったく(〃´o`)フゥ…と思いつつも恋に落ちる時は落ちてしまいますよね🥹

  • あすか さん

    裏切られる気持ち、悔しい憎い情けない・・・。 古傷を抉られるような話もありました。 ドロドロに濃い縁から、薄い縁まで様々な恋が書き綴られていて、乙な本でした。

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北原亜以子

東京都出身。千葉県立千葉女子高校卒。昭和44年「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞し文壇にデビュー。平成元年『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞を、平成5年『恋忘れ草』で第109回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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