たてもの怪談

加門七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784767822037
ISBN 10 : 4767822033
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
259p;19

内容詳細

「建物」にまつわる怪の話を集めた怪談実話集。

目次 : 引越物語/ 道の話―終わらない話/ 幽霊文化財/ ホーンテッド・スウィート・ホーム/ 夜遊び好き…らしい/ ひとり旅の醍醐味/ お化け屋敷の話/ 東京の「顔」―風水の話/ 在宅怪談

【著者紹介】
加門七海 : 東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    加門七海さんが自分の住む物件探しが前半。後半が文化財やお化け屋敷等、建物に関する怪奇談。加門さんのホラー作品に比較すると怖さは控えめ。逆に風水等に基づく物件の見方など、なるほどねと思う。私は所謂「見えない人」なので、加門さんの物件選びも大変だなと思う反面、危ない物件を選ぶリスクが減るのは羨ましく思ったりもする。私も色々な物件に住んできたが、怪しかったのは大学2年から卒業まで住んだアパート。日当たりは悪かったのですが、月に数回は金縛りにあっていました。その物件を離れてからは金縛りもなし。不思議な体験でした。

  • nuit@積読消化中 さん

    「ホーンテッド・スウィート・ホーム」著者の女友達Tの実家である超旧家での怪異が怖くて面白い。当の本人Tにとっては、小さい頃から普通のこととして怪異を捉えているところも微笑ましい。「夜遊び好き…らしい」は南の方の小さな村のお話のようだか、夜遊び好きの神サマとのほほんとした村人たちとの共存も面白い。本書目玉の加門さんのお引越しに関しては、著者の軽快な筆致で怖さは薄れてくれてるようで、実は怖い。しかし、何より怖いって、引越しの際の著者の本、段ボール250箱って…。引越し屋泣かせだなぁ。

  • ハイランド さん

    霊感の無い身にとってはオカルト話の真偽は判断できないのだが、面白いものは楽しむというスタンスでいる。物理的暴力ではない、心理的恐怖。気のせいだよ、偶然だというのは簡単だが、そこに意味を見出すことで伝承が生まれ信仰が起きる。引っ越し物語は猫怪怪でおなじみのマンションにまつわる話で笑わせてもらった。道の話は怖い。「残穢」を思い起こさせるが、因縁をたどる方には向かなかったのね。この人には神社がらみの話が多いが、確か祝山で、興味本位に夜神社に行く人を怒っていたような。あれは自分自身の反省を描いていたのだろうか。

  • ままこ さん

    風水や建物に纏わる怪談エッセイ。飄々とした語り口で怖さは控えめ。『寄せる質』の加門さんが選びに選んで購入したのはオカルティックアトラクション付き面白マンションだった。「襖」の向う側の幻の部屋は何とも言えない風情あり。猫を飼うことになり、お気に入りのインテリアで揃えた新居は“人も住める猫の爪研ぎに変貌”には笑えた。〈道の話〉はゾッとした。人間の無意識も侮れないな。お化け屋敷…話を読むと確かに怖い〜<(ll゚◇゚ll)>

  • 中原れい さん

    ウェブ連載だったものの収録を中心に再掲と描きおろしをした体験集。よそに語ったものを丁寧に詳しく語ったものが中心なので、ああこれがこうだったかと気軽に読めました。全体に整っていて読みやすい印象。こういう話はやはり、向き不向きが大きいですね。感じる人でも怖い怖くないが分かれるというか。自分は何も感じないたちですが、加門氏の話はだいたい怖いほうです。

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人物・団体紹介

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加門七海

東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』(朝日ソノラマ)で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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