天皇と軍隊の近代史 けいそうブックス

加藤陽子 (書籍)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326248506
ISBN 10 : 4326248505
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
388p;20

内容詳細

戦争の本質を掴まえるには何が必要なのか?天皇制下の軍隊の在り方の特徴とその変容を捉え、軍が政策決定の本質的変容にどのような影響をもたらしたのかを明快な論理と筆致で描き出す。

目次 : 総論 天皇と軍隊から考える近代史/ 第1章 戦争の記憶と国家の位置づけ/ 第2章 軍国主義の勃興―明治維新から第一次世界大戦終結まで/ 第3章 第一次世界大戦中の「戦後」構想―講和準備委員会と幣原喜重郎/ 第4章 一九三〇年代の戦争は何をめぐる闘争だったのか/ 第5章 総力戦下の政‐軍関係/ 第6章 大政翼賛会の成立から対英米開戦まで/ 第7章 日本軍の武装解除についての一考察/ 第8章 「戦場」と「焼け跡」のあいだ

【著者紹介】
加藤陽子 (書籍) : 1960年埼玉県に生まれる。1989年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(国史学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    軍隊を、天皇との直接の結びつきによって政治的な対立から中立の場所に置こうとした明治の構想。昭和になり国内の動きからも国家を守るのも軍隊の役割だという定義。複雑に絡み合っていく過程を追う。◇一つ一つの情報は知ってたこともある、でもたぶん都度、物語として単純化して受け止め、スルーしてきたことたちだ。スルーせずにそのままにしておくこと。たいへんで、そして、適当につまみ食いして理想化しようとする人たちに対して、あまりにも少数派の力弱い振舞いでもある。…半畳入れつづける?でもそのためにも、学び続けていかねば。

  • ケニオミ さん

    「なぜ日本は第二次世界大戦を戦わなければならなかったのか」は答えを見つけなければいけない生涯のテーマだと常々思っています。そのため、本書も僕にとって必読書だと思い手にしましたが、中途挫折してしまいました。何せ読みづらい。学術書かもしれませんが、読者のことをもっと考慮して、ポイントをストレートに語って欲しかったです。まあ、僕も年をとって、難しい読書を嫌うようになった側面もあるとは思いますが・・・。

  • ロッキーのパパ さん

    評価は★★★★☆(満点は★★★★★) この分野に基礎知識を持つ人を対象にした本だけど、85ページからのリットン報告書の一文は多くの人に読んで欲しい。 「満州は日本の生命線であり、此の点に関しては日本は非常に敏感であり、何人と雖も日本の取れる立場を疑うことは許されないと云われました。我々は之を全部認めます。[中略]併し他の国民も亦それぞれ敏感なるべきものを持ち、又日本が満州に就て感ずると同様に非常に強く感ずる所の在るものを持っていることを申上げ度いと思います。[以下略]」

  • スターライト さん

    『失敗の本質』を読んで、30年代から太平洋戦争、終戦までの間の軍部と天皇との関りがどうであったかが気になったので読んでみた。本書によると軍部が天皇を「利用」しながら戦争を遂行していく様子が明らかにされるが、天皇の主体性は薄く大元帥であったはずのその権力は発揮されないままの状態が続く。二度の原爆の投下、それに先立つナチス・ドイツの降伏の状況を見て終戦への決断をするのだが、「武装解除」にあたっての対立を三国干渉の例を引きながら終わらせたあたりに天皇の存在が際立つ。新資料による研究の深化を期待したい。

  • tellme0112 さん

    自分が習ってた内容から変わっている、ことを知る。分かりやすいように、整理してもう一回繰り返して言ってくれてるお陰で、違いに気づけたという…。優しい。

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  • 作成者:さん