それでも、日本人は「戦争」を選んだ 新潮文庫

加藤陽子 (書籍)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101204963
ISBN 10 : 4101204969
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
512p;16

内容詳細

犠牲と反省を重ねてなお、誰もが「戦争やむなし」と考えたのか。画期的近現代史講義!

膨大な犠牲と反省を重ねながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思い、なお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。小林秀雄賞受賞。

【著者紹介】
加藤陽子 (書籍) : 1960(昭和35)年埼玉県生れ。東京大学大学院博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は日本近現代史。2010(平成22)年『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 馨 さん

    ずっと読みたかった本です。大学の講義を本にしているので加藤さんの授業を受けているように有意義に読めました。だいぶ歴史や戦争についてを勉強していないと全てを理解するのは難しい気がします。興味深かったのはやはり日中戦争〜大東亜戦争あたりです。中国の目論見とか米英の当時の考えなんかはあまり知らないことが多かったのでためになりました。

  • ehirano1 さん

    こんな講義を学生時代に受けてみたかった、とつくづく思いました。遅ればせながらが、書籍にてそれが幾分叶えられたことに感謝したいと思います。

  • へくとぱすかる さん

    5日間かけての、中・高生への集中講義の記録。考えさせることで近代史を深く知ろうとする試み。このように膨大な事項を検討していく流れとして歴史を学ぶと、あるいは戦争への道は必至だったのではないかと、早合点されそうな気もする。しかし決してそうではなく、戦争を回避できた結節点はいくらもあったはずで、そこで誤った選択が、どんどん方向を悪くして行ったと考えるべきだろう。人物評価が他の本とかなりちがうのもユニークな点だが、いろいろな見方を知ることは大切だろう。質問に答える中高生のレベルがおそろしく高いことには驚く!

  • こーた さん

    かつて日本人は戦争に明け暮れ、やがて世界を相手に無謀な戦争をやって、国を壊滅させるまでに至った。国の内外を問わず、たくさんの人間が死んだ。わずか百年ほど前の、祖先というほどには遠くない、たかだか三代か四代前の人々が、である。当時の政治家たちは何を考え、国民はなぜそれを指示したのか。日本人はなぜ、戦争への道を選んだのか。そのプロセスをていねいに調べるのは、ふたたび同じ轍を踏まないためである。あのときこうしておけば、あの人物さえいなければ。ことはそれほど単純ではない。だから皆で考え、議論するのだ。⇒

  • Aya Murakami さん

    新潮文庫の100冊2018新潮文庫の100冊2019 日露戦争の原因になった三国干渉のフランスの立場の説明が新鮮。中東鉄道…、むしろ初めて聞く名前です。ロシアが作る中東鉄道にフランスがバックアップしていたというのが簡単な理由らしいですが、東大教授の著者が「長い話になる」と書いているので本当に長いハードカバーな話になるのでしょう。また図書館で調べたい事柄が増えてしまいました。

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