陸軍中野学校 秘密戦士の実態 光人社NF文庫

加藤正夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784769824831
ISBN 10 : 4769824831
フォーマット
出版社
発行年月
2006年02月
日本
追加情報
:
16cm,249p

内容詳細

陸軍中野学校は何を教えたのか―総数二五〇〇余名、パレンバン落下傘降下、レイテ飛行場強襲の薫空挺隊、沖縄特攻義烈空挺隊、そして、アジア諸国の独立運動支援、最後の和平工作等々。世界のいたるところで任務についた秘密戦の華―一切の名利も地位も求めず、日本の捨て石となった戦士たちの足跡を辿る。

目次 : 第1章 陸軍中野学校創設への道/ 第2章 中野学校の教育と訓練/ 第3章 アジア民族解放の曙光/ 第4章 日本軍と各国での独立運動/ 第5章 国運を賭けた最後の作戦/ 第6章 終戦処理と陸軍中野学校/ 第7章 中野学校設立が十年早ければ

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • saga さん

    著者は終戦直前に陸軍中野学校を卒業し、実戦配備の日に終戦を迎えた。発足当時の中野学校の詳細は本書では判らない。しかし、日中戦争から太平洋戦争、そして終戦後の中野学校出身者の動向をよく調べて上梓されている。インドに対する中野の秘密戦は成功だったと思う。しかし、ビルマに対しては軍部の思惑と中野的戦略の乖離で失敗した印象。やはり軍上層部の、秘密戦=謀略=卑怯というステレオタイプのために、愚かで悲惨な終戦を迎えた要因だったのか?

  • yamatoshiuruhashi さん

    陸軍中野学校の卒業生たちはいかに戦いその活動が現代史にどのような影響を与えているか。総論ではなく個別の戦線で出身者がどう働き収束し彼らはどうなったか、それを丹念に追っている。広げ過ぎた各戦線で活躍、暗躍した彼らのことを全て書くのは無理であり、その無理を試みたが為に全体として纏まりの弱い散発的な記録になっているとも言える。しかし各戦線でいかに情報戦が重要であったかもよく記している。アジア各国の独立に寄与するところは大きい。中野学校設立がもう10年早かったら、と言う最後の章の無念の思いは察するに余りある。

  • isao_key さん

    大東亜戦争当時1938(昭和13)年に秘密工作、情報活動を行うための人物養成機関として創設され、今年1月に亡くなられた小野田寛郎さんの出身校としても知られている陸軍中野学校。公式の文書、資料は終戦時にすべて焼却処分したので、詳しい実態はよく知られておらず、期待して読んだが、残念ながら中野学校について記述しているのは35ページにすぎず、残りは学校出身者が従事した作戦についての記録である。ただ学校の様子についての説明はおよそ軍の学校とは思えないほどの自由さである。外出制限もなく、毎月誕生会があったという。

  • 筑紫の國造 さん

    著者は、実戦経験こそないが、実際に中野学校を卒業した人物。大東亜戦争中、「アジア独立」を目指して各地で戦った中野の「秘密戦士」達の足跡を辿る。しかし、どうにも面白味に欠ける。中野卒業生の活躍を描く部分は「通り一遍」の感は否めないし、二俣分校や皇統護持計画の記述もない。もの足りないし、記述にも躍動感が欠ける。むしろ、最初に少し出てきた著者が受けた授業や、終戦直後に朝鮮で行った治安維持活動を主眼として、完全な自伝として書いた方が良かった気がする。

  • bhangra さん

    [中野学校設立が十年早ければ]が全てを表してる。筆者が中野学校出身者である事で、中野学校出身者に対して贔屓目になっている感と他の部署(特に韓国と中国)に対する軽蔑感は拭えない。ただ、シンガポールの戦いでのインド兵の引き抜き工作、INAの設立、サイゴン放送局への妨害電波(戦史上初と記されてる)による資源の確保等その活躍は胸熱。ビルマ、インパール、義号作戦、中韓との不和等上層部に中野出身者がいればもう少しはマトモになったんじゃないかという念を抱かされる。欲を言えば学内での訓練内容やテキストの詳細が欲しかった

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加藤正夫

昭和22年(1947年)3月15日生。福岡県出身。34年故木谷實九段に入門。昭和39年入段、53年九段推挙。通算勝ち数1254勝、総獲得タイトル数47。名誉王座の称号を持つ。平成16年日本棋院理事長。門下に岡田伸一郎九段、大森泰志九段、鈴木伊佐男七段、小山栄美六段、吉原由香里六段。平成16年12月3

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