日銀、「出口」なし! 異次元緩和の次に来る危機 朝日新書

加藤出

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022735683
ISBN 10 : 4022735686
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
加藤出 ,  
追加情報
:
256p;18

内容詳細

「2年で2%の物価上昇」を目標に始まった黒田・日銀の異次元緩和。
2015年春の「期限」が近づくにつれ、目標達成を疑問視する声が強まっている。
最悪のシナリオは、国債暴落→長期金利の急騰。
見えない出口にもがく日銀を、No.1ウオッチャーが鋭く分析する。

【目次】

序章 「ルビコン」を渡った日銀
・終わるに終われない状況
・「ルビコン川」の向こう側
・国債価格暴落へ……! ?
・「錬金術師」か?「薬剤師」か?
・金融政策に依存してはならない

第1章 1周遅れの危ういインフレ目標
・40年経ってもあまり値上がりしていない立ち食い蕎麦
・横ばいと言う方が適切なマイルドなデフレ
・注意が必要な欧米での実際の物価動向
・2%インフレ持続には公共料金、教育費、医療費の大幅な値上がりが必要
・食料価格上昇の問題「iPadは食べられない! 」
~など、計12項目

第2章 異次元緩和策の効果
・パンチボウルの片付け
・経済成長と物価上昇
・これまでの物価上昇の主要因は円安と公共事業
・一段のインフレ期待上昇加速が必要
・速報性に市場が注目する東大日次物価指数
~など、計11項目

第3章 マネタリー・シャーマンになった中央銀行総裁
・こんなところにまで「QE3」への関心が……
・「言葉の経済」
・シャーマンのパイオニアはグリーンスパン
・マラドーナの「神の手」と「5人抜きシュート」
・インフレ目標も「言葉の経済」
~など、計11項目

第4章 財政ドミナンスの脅威――ジンバブエの100兆ドル紙幣
・中央銀行は財政にどこまで口をはさむべきか
・財政ドミナンスの危険性
・「天文学的」より大きかったジンバブエのハイパーインフレ
・マルチカレンシー制度への移行
・2014年に一転してデフレになる
~など、計12項目

第5章 アベノミクスのモデルになった高橋是清のリフレ政策
・ロンドンでの安倍首相のスピーチ
・「打ち出の小槌」で、モラルハザード
・現代よりも遥かに激しかったデフレ
・日銀国債引受をバックにした超拡張的政策
・過度なインフレを抑えるための国債売りオペ
~など、計16項目

第6章 ホテルカリフォルニア化を避けられるか?
・量的緩和策は「非常時の兵器」
・もはや事実上の財政ファイナンス
・国際市場の深刻な流動性低下
・FRB以上に難しい日銀の出口
・アベノミクスにとって脅威となる得る長期金利高騰
~など、計11項目

第7章 「成長の天井」を押し上げる
・経済成長の「巡航速度」
・労働年齢人口で割れば、日本の成長率は優秀なのだが……
・メディアン年齢の上昇
・高技能移民を巡る先進国間の競争
・日本の「起業のしやすさ」は世界120位
~など、計11項目

【著者紹介】
加藤出 : 東短リサーチ社長、チーフエコノミスト。1965年生まれ。横浜国立大学卒業。短期市場のブローカーとエコノミストを2001年まで兼務。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。日銀ウォッチャーの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬縁冊 さん

    累増の巨額財政赤字を中央銀行マネーで支える構図が鮮明(21頁)。3年間で9%強の物価上昇に日本国民は耐えられるか?(47頁〜)私は耐えられないと思う。貯金がどんどん減る。補えるだけの所得はムリ。OECDデータによると、先進諸国の中で日本だけが平均年間賃金が’91年よりも漸減していることがわかる(50頁折れ線グラフ)。東大日次物価指数とは、スーパーで販売の20万点を越す商品のPOSデータを使った画期的指数(83頁)。ジンバブエの例では、自国通貨が消滅するとハイパーインフレは終息。 

  • GoJEF さん

    本書が発行されたが2014年7月30日。その後10月31日に黒田バズーガ2(追加緩和策)が発射されました。子供、孫の世代にまで請求書を発行し続ける日本は、ホントどうなってしまうのでしょう(>_<)債券バブルを発生させ、株式等の資産バブルを喚起してでも2%のインフレ率の実現を目指す日銀。その時に賃金上昇率がインフレ率を下回ったままだったら。。。。

  • ペンギン伊予守 さん

    公開された情報だけで、本質に深く斬り込んでいるのは、著者の能力の高さの表れだと思います。

  • Sato1219 さん

    「ホテル・カリフォルニア」は私たちくらいの世代までは誰でも知っている名曲だが、本書の冒頭は、この歌詞の紹介から始まる。今日の異次元緩和とは、まさにこんな感じなのだと。すなわち、「麻薬のように人々の痛みを和らげることができるが(…)構造改革を行う意思まで骨抜きにしてしまう」。コンパクトな新書ながら、各国中央銀行や経済学者による内外の議論を要領よく紹介しつつ、@高齢者や女性の労働参加率の向上、A労働生産性の上昇率を高めること(白川前総裁)という処方箋の他、戦前の井上財政、高橋財政にまで幅広く言及されている。

  • はるわか さん

    FRB、ECB、BOE、日銀は2008年以降の金融危機対応で資産を急膨張させた。買った証券を売れない中央銀行たち。急膨張を続ける日銀資産の中身は大半が日本国債。累積していく巨額の財政赤字を中央銀行マネーで支えていく構図。どこかの国で開始された量的緩和策からの出口政策が別の国の金融市場を揺るがす可能性。中央銀行がマネタリーベースを増やすと市中のお金の量も増えると考える人が依拠している貨幣乗数モデルは現代においては機能不全になっている(ルー・九ランドル)。失業率上昇より緩やかなデフレを自ら選んだ日本国民。

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